ニュースリリース

2018年6月25日

地方銀行7行による共同出資会社
「株式会社フィンクロス・デジタル」の設立について

 株式会社四国銀行(頭取 山元文明)、株式会社池田泉州銀行(頭取 藤田博久)、株式会社群馬銀行
(頭取 齋藤一雄)、株式会社山陰合同銀行(頭取 石丸文男)、株式会社千葉興業銀行(頭取 青柳俊一)、株式会社筑波銀行(頭取 藤川雅海)、株式会社福井銀行(頭取 林正博)の地方銀行7行(以下、「地銀7行」といいます。)は、各行のデジタル化を連携・協働して進めていくために締結した、連携協定「フィンクロス・パートナーシップ」(以下、「本連携」といいます。)をサポートし、各行のデジタル化を支援する会社「株式会社フィンクロス・デジタル」を、本日、下記のとおり共同で設立いたしましたので、お知らせいたします。

1.会社概要
設立日 平成30年6月25日(月)
商号 株式会社フィンクロス・デジタル(英文名:FinX Digital Co., Ltd.)
本店 東京都中央区日本橋二丁目3番21号
主な事業内容

(1) IT、金融、フィンテック、産業、市場及び地域開発等に関する調査・研究
(2)情報システム等の企画、開発、運用等
(3)フィンクロス・パートナーシップの事務局業務

資本金 1億円
株主構成

株式会社池田泉州銀行(14.3%)、株式会社群馬銀行(14.3%)、
株式会社山陰合同銀行(14.3%)、株式会社四国銀行(14.3%)、
株式会社千葉興業銀行(14.3%)、株式会社筑波銀行(14.3%)、
株式会社福井銀行(14.3%) (五十音順)

役員
代表取締役社長 伊東 眞幸
取締役 滑川 周平
非常勤取締役 藤田 博久(池田泉州銀行頭取)
齋藤 一雄(群馬銀行頭取)
石丸 文男(山陰合同銀行頭取)
山元 文明(四国銀行頭取)
青柳 俊一(千葉興業銀行頭取)
非常勤監査役 藤川 雅海(筑波銀行頭取)
林  正博(福井銀行頭取)
ウェブサイト https://www.finx.jp/
「株式会社フィンクロス・デジタル」は2016年の改正銀行法により、銀行の出資規制が緩和された「銀行業高度化等会社」に該当します。

2.設立経緯

 地銀7行は、平成30年5月25日に、本連携を締結いたしました。これまで、各行のデジタル化をより効果的に実現していくための方法を検討してまいりましたが、複数行がデジタル化の開発・研究を協働で行うことで以下のような効果が期待できることなどを踏まえ、今回、その取り組みをサポートし、また研究・開発の成果を具体化するための組織として共同出資会社「株式会社フィンクロス・デジタル」を設立いたしました。

【デジタル化を協働で行うことの効果】

  • (1)銀行のデジタル化を進めていくために必要となるリソースを複数行で按分することで、各行の負担を抑制することが可能になること。
  • (2)異なるシステム基盤を持つ複数行が協働で開発・研究を行うことで、既存のシステムにとらわれない、新たな金融サービスの提供、技術の導入が可能になること。
  • (3)データの匿名化等を前提に、複数行のデータを集約することで、単独行だけではできない高度なデータ分析、利活用が可能になること。
     
 なお、本連携はデジタル化に協働で取り組む他の金融機関の参加を積極的に歓迎する方針であり、地銀7行は本連携を「真に開かれたパートナーシップ」と位置付けております。

3.「株式会社フィンクロス・デジタル」で予定している開発・研究
  • (1)銀行業を高度化させるための人工知能(AI)
  • (2)RPA(Robotic Process Automation)による業務の効率化
  • (3)店舗のデジタル化(ペーパーレス化、キャッシュレス化、後方事務の廃止 等)
  • (4)インターネット・バンキングやバンキング・アプリのUX/UIの向上 

以上