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私たちにしかできない四国銀行の「よさこい」のカタチ

よさこい奮闘記~番外編 よさこい正調踊りって⁈

2020/8/11

四国銀行のよさこい踊り子隊は、高知の夏の風物詩であるよさこい祭りに1955年の第1回大会から出場していますが、そこから第62回までの間は、「正調踊り」で参加してきました。
そして2016年にいわゆる現代風のよさこい鳴子踊りにチームをリニューアルし、以降4年間、四国銀行らしいよさこいのカタチを模索して奔走してきました。
しかし、リニューアルから5年目となる今年は、よさこい祭りがコロナウィルス感染拡大の影響により、残念ながら中止に...

[みんなでよさこいプロジェクトへ参加]
そんな中、四国銀行チームは、少人数ながら「みんなでよさこいプロジェクト」に参加する事を決めました。みんなのよさこいプロジェクトは、『今だから、"みんなのよさこい"夏に会いましょう』をテーマに、実際に集まることが出来ないけれど、動画によって総踊りをしようという企画です。

四国銀行チームは、この企画に「正調踊り」で参加することで、あらためてよさこい踊りの原点に目を向ける機会をいただきました。こちらがその動画です。

[どれが本当の正調踊り!?]
この「みんなでよさこいプロジェクト」参加にあたっての裏話を少しご紹介したいと思います。
今回、四国銀行チームが「正調踊り」で参加することに決めたのはよかったのですが、スタッフの間でも昔から慣れ親しんだ「正調」が微妙に異なっていました。動画サイトなど確認しても、やはりいくつかの「正調踊り」が存在しました。

特に
「鳴子両手によう踊る」
という箇所と、

「坊さんかんざし買うを見た」
この2箇所は踊りがそれぞれ3種類ほどあるのです。

どれが、本当の「正調」なのでしょうか??

そこで、現在、四国銀行チームがよさこいの振付でお世話になっている、リトルプレイヤーズシアターの田村千賀先生に伺いました。
お話を伺うと、正調踊りは第1回よさこい祭りが開催される際に、日本舞踊の5流派[花柳・若柳・藤間・坂東・山村]により作られたものだそうで、その時に各流派が振付を持ち帰り、それぞれのアレンジが加わったのではないか、とのことでした。

そして結論としては、「どれも正解!どれも正調!」ということでした。

高知県では、運動会や町内でのお祭りでも正調踊りが親しまれてきました。太平洋を臨み東西に広く、各地で受け継がれていくうちに変遷を遂げてきたということもあるのでしょう。

たしかに、昔遊びの歌も地域によっていろいろ異なります。
余談になりますが、じゃんけんで組分けを決める「グッパ」の高知版は土佐弁が強く、県外の人から聞くとかなり独特のようです。

たしかに「グーとパーのそろい"ぞね" "ぞーね"」です(笑)

「~だよ」という口語の土佐弁「ぞね」がかなり独特ですね。

こうして変遷を遂げてきた「正調」。自由なアレンジがOKとされているよさこい祭りの中では、もしかするとカタチが残っている方なのかもしれません。

よさこい2020

[次回開催のよさこい祭りに向けて]
今日、8月11日は本来であればよさこい本番2日目。四国銀行よさこいチームも、島崎和歌子さんやカツオ人間と共に、高知の町を練り歩いていたはずでした。
今年は、少人数で撮影した動画配信でのよさこい参加という、少しさみしい夏ではありますが、よさこい祭りの歴史や踊りを振り返る貴重な時間を過ごすことができました。

私たちの郷土の誇りであるよさこい祭りへの想いを、あらためて噛みしめながら、次回開催に向けての第一歩を踏み出していきたいと思います。

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