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しぎんみストーリー

手間暇を惜しまないこだわり製法で、旨味を引き出した半生麺「瀬戸内麺工房 なか川」

2024/10/25

瀬戸内麺工房なか川

しぎんみStory

「しぎんみ」とは、四国銀行従業者用のECサイトで、当行の法人のお客さまの商品を取り扱うECサイトです。
しぎんみの商品について、商品のこだわりや成り立ちなどをご紹介する「しぎんみStory」。四銀ルームでもいくつかご紹介させていただきます。
尚、こちらで掲載している商品についてのお問合せは、下部のお問合せ先に直接お問合せください。「しぎんみStory」掲載については、当行営業店の担当までお問合せください。

広島県の西端に位置し、山口県と県境を接する町・大竹市。瀬戸内海に面し、工業地帯として栄えている沿岸部と自然豊かな内陸部という二つの魅力を持つ町です。

今回ご紹介するのは、大竹市にある「瀬戸内麺工房 なか川」。麺のこだわり製法や専門店に負けない味をご自宅で楽しめる商品の魅力を、中川陸専務に伺いました。

瀬戸内麺工房なか川

チャレンジ精神から生まれた、なか川の半生麺

瀬戸内麺工房 なか川の前身となるのは、明治23年に創業したマツナ醤油醸造店です。広島県大竹市にて醤油造りをスタートさせた同社は、戦後まもない昭和23年、醤油醸造の閑散期にできることはないかと考えて製麺業をスタートさせました。うどんを製造し、自社で配達できる近隣の飲食店へ。こうしたうどんの製麺から始まり、いつしか製麺業がメインとなっていきました。そして、現在まで75年以上。地域に密着した製麺会社として事業を行なっています。

うどんの製麺からスタートしたなか川ですが、3代目(現・会長)の時代になると、チャレンジ精神旺盛な性格から商品ラインナップを次々広げていきます。生麺、茹で麺、蒸し麺、冷凍麺そして半生麺と様々な麺を商品化していき、ほぼすべての麺を網羅できるほどになりました。

「近隣のお客さまはもちろんのこと、全国のお客様にも弊社の商品を届けたいという思いで、日持ちのする商品の開発にも取り組み始め、現在のような幅広いラインナップとなりました。中でも、平成2年から取り組んでいる半生麺は、なか川を代表する人気シリーズとなっています。」

生麺の食感や深い味わいを残しながら、常温で4ヶ月ほど保存可能な半生麺。その製法には、開発当時から守り続けているこだわりがありました。

瀬戸内麺工房なか川

写真:醤油醸造を行なっていたときに使っていた焼き物が大切に保管されている。

瀬戸内麺工房なか川

写真:左から中川亮 代表取締役社長、中川陸 専務

手間暇を惜しまない、こだわり製法で商品を作る

なか川が作る半生麺は、1食ずつ竿にかけて乾燥させる「島田掛け」という製法で作られています。

「島田掛けは、昔ながらの麺を乾燥させる製法です。この製法を用いてうどんを作っている業者さんはいると思いますが、弊社のようにラーメンや蕎麦を作る業者は全国でも珍しいと思います。さらに、なか川では短時間で麺を熱風乾燥させるのではなくて、一昼夜かけて冷風を当て、じっくりと乾燥させていきます。これにより麺の熟成が進み、麺の中にある炭水化物やタンパク質がアミノ酸やブドウ糖といったうまみ成分に変わっていきます。手間や時間はかかりますが、この製法を守り続けることにより、なか川のおいしい麺ができています。」

瀬戸内麺工房なか川

写真:「島田掛け」にして、乾燥させている様子

麺の主原料となる小麦粉はすべて一等粉を使用し、すべての麺を一つ一つ商品開発しています。時には、開発がうまくいかず、ボロボロの麺になってしまうこともあったと言います。それでも、試行錯誤を経て商品ごとに異なる配合と最適な水分比率を見つけ出し、麺本来の旨みが生きた商品へと仕上げています。

専門店にも負けない味を、全国のご自宅へ

創業当時から支えてくださっている地元のお客様を大切にしながら、県外のお客様にもなか川の商品やその魅力を今後は伝えていきたいと中川専務は言います。

「職人気質な会長がこれまで形作ってきた、なか川の味やアイデンティティを守り続け、手間暇を惜しまない商品づくりをこれからも続けていきたいと思っています。その上で、より多くのお客様に弊社の商品を知ってもらい、美味しいと言ってもらうことができたら嬉しいです。『広島ラーメン』や『瀬戸内産レモン塩ラーメン』『ぶち旨汁なし担々麺』など広島のご当地麺についても、ぜひ一度ご賞味ください。」

瀬戸内麺工房なか川

瀬戸内麺工房なか川

低温熟成によって引き出された、旨みのある麺。専門店にも負けないその味を、自宅で手軽に味わってみてはいかがでしょう。

瀬戸内麺工房なか川

【四国銀行担当者からのひとこと】
広島・瀬戸内ならではの食材にこだわった商品だからこそ、他社の既製品とは違う味が楽しめます。歯ごたえはモチモチしており、癖になります。個人的に特におすすめしたいのが「瀬戸内産レモン塩ラーメン」「ぶち旨汁なし担々麺」です。レモン塩ラーメンはなか川さんの麺の旨みとレモンの酸味がよくマッチしています。汁なし担々麺は広島では有名なグルメですが、お店の味と間違うほどおいしく、お好みで柚子胡椒・山椒とトッピングするとより楽しめる商品でした。

瀬戸内麺工房 なか川
住所:広島県大竹市晴海2-10-7
TEL:0827-57-7257
営業時間:午前8時〜午後5時
定休日:木曜、日曜
https://www.nakagawaseimen.com

※2024年10月現在の情報です。

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