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シコク家のジケンです!さて、おいくら?

母アユミ「キャッシュレス決済始めます!」~エピソード002~

2019/10/31


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~今回のシコク家の登場人物~ 
(シコク家一家はこんな家族です)


アオイシコク アオイ(25)私

1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。

アユミシコク アユミ(53)母

1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。

お金のアドバイザーお金のアドバイザー

四銀ルームの住人。
シコク家のお金のジケンにわかりやすいアドバイスをします。
シコク家のジケンです!母アユミ「キャッシュレス決済はじめます」
母(アユミ)
「最近、キャッシュレス決済ってよく聞くけど、なんとかペイのこと?」



私(アオイ)
「そうそう。スマホにアプリ入れておいたら簡単に支払いできるよ」

母(アユミ)
「スマホでお金払えるって、便利な時代ね。でも私、やっぱり現金じゃないと不安だわ」



私(アオイ)
「お母さん、クレジットカードよく使うでしょう?
それもキャッシュレス決済だよ。10月から、キャッシュレス・消費者還元事業がスタートしたでしょう?
キャッシュレスで支払いするとお得になるらしいよ。やってみたら?」

母(アユミ)
「なんか、やらないと損な気がしてきた!お得って‥‥」

     さて、おいくら?

「キャッシュレス決済で還元を受けて、ガッチリお得に!



■キャッシュレス決済とは

お金のアドバイザー買い物をする時、「現金ですか?クレジットですか?」という二者択一を迫られたのはもう過去の話。紙幣や硬貨がやりとりされない「キャッシュレス決済」が急速に進化し、プリペイドカード、電子マネー、QRコード決済など、さまざまな支払いの方法が選べるようになりました。

キャッシュレス決済とは、「現金以外の支払いで代金を支払うこと」。クレジットカードで支払ったり、交通系ICカードで電車に乗ったり、公共料金を口座振替で引き落としにしたり、すでにキャッシュレス決済は身近になっています。しかし、事前にチャージして使うプリペイド式の電子マネーや、〇〇ペイのようなスマートフォンを使ったQRコード決済など多様化しているのも事実。簡単に整理してみましょう。



キャッシュレス決済は、「お金がいつ動くか」で、大きく3つに分けられます。電子マネーのように買い物する前にチャージして使う「前払い」、デビッドカードように支払いと同時に銀行口座から利用代金が引き落とされる「即時払い」、クレジットカードのように後から請求額が引き落とされる「後払い」です。



これまでのカード決済は、お店の読み取り機を通して金融機関やクレジットカード会社と支払い情報をやりとりし、サインや暗証番号で本人確認を行って支払いが完了しました。  数年前から登場したのが、カードリーダーにかざすだけで情報を読み取ることができるいわゆる「非接触型」の決済です。カードを自分の手から離さずに決済できるので、スキミングの危険性が低いといわれています。

さらに、スマートフォンにカード情報を登録すれば、読み取り端末にかざすだけで、カードを使わずに決済できます。



カード型の電子マネーでは、専用のチャージ機で現金を支払ってカードにチャージしますが、スマートフォンの場合は指定した銀行口座を紐付けることで、そこから直接チャージすることができます。オートチャージやクレジットカードを紐づけができるものもあり、アプリによって機能が異なるので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。  また、スマートフォンによるQRコード決済の場合、お店側のリーダーで読み取る方法と、スマートフォン側のカメラで店頭にあるQRコードを読み込んで支払いを行う方法があります。QRコード決済は、店側が装置を導入する必要がないので、加盟店が増えつつあります。



安心・安全・便利に使うコツ

お金のアドバイザースマートフォン決済でいろいろなアプリを使っていると、どのアプリでいくら使ったかがわかりにくい、使い過ぎてしまう、セキュリティが不安など、いろいろな問題が出てきます。複数の決済アプリを使っている人は、それらを一元管理できる「マネーフォワード」などのアプリを使うと便利です。どの口座からどのアプリにいくらチャージしたか、どのくらい残金があるのかを一目で見ることができるので、使い過ぎ防止にも有効です。



スマートフォン決済を使う上で一番大切なことは、スマートフォンを紛失しないことです。今やスマートフォンは大切な個人情報の塊ですから、細心の注意を払いましょう。
万一、無くしてしまった場合には、スマートフォン決済の事業者に連絡し、不正使用をされないようにします。自分がどんなアプリをインストールしているか、覚えておきましょう。また、連絡する際にログインIDやパスワードなどのユーザー情報が必要となりますので、きちんと管理しておく必要があります。

さらに、利用した覚えがない明細があった場合も、直ちに事業者に連絡をしましょう。クレジットカードの不正使用と同様に、ケースによっては事業者から保証を受けることができる場合があります。



■2020年6月まではキャッシュレスがお得

世界中でキャッシュレス化が進み、お金のやりとりが効率化されており、日本もその流れに追い付こうしています。経済産業省は、2025年までにキャッシュレス決済比率40%、将来的には世界最高水準の80%を目指し、改革を進めています。



2019年10月1日からの消費税増税に伴い、消費の低迷を防ぐために国が2,798億円の予算を投じて、2020年6月まで「キャッシュレス・消費者還元事業」を行っています。登録店舗でキャッシュレス払いを利用した場合に最大5%のポイントが還元されるもので、世界に後れをとっているキャッシュレス決済の普及率を上げる目的もあります。



中小・小規模の小売店、サービス業者、飲食店等において、キャッシュレスで支払いを行った場合、個別店舗では5%、フランチャイズチェーン加盟店では2%の還元を受けることができます。ただし、「CASHLESS」の赤いロゴマークが入ったサインを提示している加盟店のみとなりますので、注意が必要です。



キャッシュレス・消費者還元事業は、キャッシュレス決済を行う事業者にも、必要な端末機器の導入や決済手数料に対する補助があります。登録店は来年4月まで受け付けており、今後も増加する見通しです。
経済産業省のホームページで、加盟店や対象となるクレジット会社や決済事業者を調べることができます。

キャッシュレス決済について、詳しく聞いてみよう!
Let's go!四銀の窓口へ

続く

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