マネー
シコク家のジケンです!さて、おいくら?
母アユミ「早期退職してお店始めます!」~エピソード004~
2020/1/7
~今回のシコク家の登場人物~
(シコク家一家はこんな家族です)
シコク アオイ(25)私
1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。
シコク ハルアキ(54)父
1965年・昭和40年5月生まれ アオイの父
公務員。これといって趣味はなく、お金は貯まるタイプ。妻とは違って、退職後はのんびりしたい派。
シコク アユミ(53)母
1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。
お金のアドバイザー
四銀ルームの住人。
シコク家のお金のジケンにわかりやすいアドバイスをします。

母(アユミ)
「お母さん、仕事辞めようと思うんだけど」
「お母さん、仕事辞めようと思うんだけど」
私(アオイ)
「辞めてどうするの?」
「辞めてどうするの?」
母(アユミ)
「開業。前々からカフェをやりたいと思っていたの」
「開業。前々からカフェをやりたいと思っていたの」
父(ハルアキ)
「手づくりのお菓子を出すお店?退職してからって言ってなかった?」
「手づくりのお菓子を出すお店?退職してからって言ってなかった?」
母(アユミ)
「そうだけど、やっぱり体力があるうちにと思って。早期退職なら退職金も多いし、開業資金は潤沢にあった方がいいでしょう?」
「そうだけど、やっぱり体力があるうちにと思って。早期退職なら退職金も多いし、開業資金は潤沢にあった方がいいでしょう?」
私(アオイ)
「わぁ、すごい!賛成!お母さんのお菓子おいしいし、いいと思う!」
「わぁ、すごい!賛成!お母さんのお菓子おいしいし、いいと思う!」
母(アユミ)
「メニューもそれほど多くない、小さいお店でいいの。自分で作ったお菓子と、簡単なランチも出せたらいいな」
「メニューもそれほど多くない、小さいお店でいいの。自分で作ったお菓子と、簡単なランチも出せたらいいな」
父(ハルアキ)
「店舗の家賃のほか、什器、設備、改装費もかかるんじゃない?一度専門家に相談してみたら?」
「店舗の家賃のほか、什器、設備、改装費もかかるんじゃない?一度専門家に相談してみたら?」
さて、おいくら?
「開業の心得と、開業資金の心得」
■「開業したい!」を見極める

開業は、税務署に「個人事業の開業届出書」を提出するだけで簡単にできます。しかし、「雇われない」自由がある反面、仕事に対する責任は大きく、収入は不安定で保証もありません。漠然とした「夢」を実現するためには、リスクを含めて「現実」に向き合うことが大切です。
自分はなぜ開業をしたいのか、どんな社会貢献ができるのか、自社の強みは何なのか、お客様をどう喜ばせるかなど、目的とビジョンを改めて確認しましょう
■事業計画を立てよう

事業計画を立てることで、開業に必要な資金、当面の運転資金が見えてきます。一度自分で組み立ててから、銀行や商工会・商工会議所の経営指導員などの専門家に相談し、アドバイスを受けるようにしましょう。情勢や市況のデータに基づき、現実に即したよりよい事業計画を立てることができます。
■開業資金、どうする?
開業資金の目安がわかったところで、その調達を考えましょう。飲食業の初期投資としては、500万~1000万円のケースが多く、起業の場合、自己資金を少なくとも1/3、できれば1/2を用意するのが理想です。
不足分を融資で賄う場合、民間銀行と日本政策金融公庫の連携融資や、信用保証協会の創業関連保証制度のご利用がお勧めです。金利が低く、高知県では信用保証協会に係る保証料は県が負担することになっていますので、ご負担が少ないと思います。創業補助金の申請支援や事業計画の作成もお手伝いいたしますので、安心してご利用いただけます。
その他、銀行は地元での創業者をさまざまなカタチでサポートしていますので、ぜひ窓口でご相談ください。