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シコク家のジケンです!さて、おいくら? 
四国銀行の窓口に行ってみた!

母アユミ「早期退職してお店始めます!」
四銀アンサー編

2020/1/9


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~今回のシコク家の登場人物~ 
(シコク家一家はこんな家族です)


アオイシコク アオイ(25)私

1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。

ハルアキシコク ハルアキ(54)父

1965年・昭和40年5月生まれ アオイの父
公務員。これといって趣味はなく、お金は貯まるタイプ。妻とは違って、退職後はのんびりしたい派。

アユミシコク アユミ(53)母

1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。

お金のアドバイザーお金のアドバイザー

四銀ルームの住人。
シコク家のお金のジケンにわかりやすいアドレスをします。



早期退職してお店始めます!
母(アユミ)
「お母さん、仕事辞めようと思うんだけど」

私(アオイ)
「辞めてどうするの?」

母(アユミ)
「開業。前々からカフェをやりたいと思っていたの」

父(ハルアキ)
「手づくりのお菓子を出すお店?退職してからって言ってなかった?」

母(アユミ)
「そうだけど、やっぱり体力があるうちにと思って。早期退職なら退職金も多いし、開業資金は潤沢にあった方がいいでしょう?」

私(アオイ)
「わぁ、すごい!賛成!お母さんのお菓子おいしいし、いいと思う!」

母(アユミ)
「メニューもそれほど多くない、小さいお店でいいの。自分で作ったお菓子と、簡単なランチも出せたらいいな」

父(ハルアキ)
「店舗の家賃のほか、什器、設備、改装費もかかるんじゃない?一度専門家に相談してみたら?」

     さて、おいくら?

※母アユミが開業を考えはじめた前回のお話はこちら

母アユミ四国銀行の窓口に行ってみた!

四国銀行 N行員

四国銀行N行員:いらっしゃいませ。




母(アユミ):開業を考えているんですけど、相談に乗っていただけますか?




四国銀行N行員:承知しました。どうぞおかけください。どのような業種で開業したいとお考えですか?




母(アユミ):お菓子づくりが趣味なので、手づくりのケーキやお菓子を出す小さなカフェをやりたいなと。今は会社員なんですが、長年の夢を叶えるために早期退職することにしました。まだ先のことなんですが、素人なのでいろいろ教えていただきたいと思って。

四国銀行 N行員
N行員:わかりました。それでは今日はどんなカフェにしたいのか、ご意向を伺って参ります。
まず、店舗は新設されますか?それとも賃貸でお考えですか?




母アユミ:駐車場がある賃貸のテナントを考えています。家から通いやすく、人の往来が多いエリアで探したいと思っています。




N行員:どんなお店にしたいか、具体的な構想があればお聞かせください。




母アユミ:基本的には私一人で切り盛りできる小さな店で、手づくりのお菓子とドリンク、簡単なランチを提供したいと思っています。朝はお菓子を作りたいので、モーニングは難しいですね。営業時間は10時から17時くらいかな?




O行員:手づくりのお菓子がメインのカフェですね。ターゲットは女性だと思いますが、どんな顧客層を狙うのかによって単価設定が違ってきます。それによって出店場所も変わってきますね。


お菓子イメージ

母アユミ:お菓子好きの方に来てもらいたいので、年齢や性別は問いません。季節の野菜やフルーツを使ったお菓子をウリにしたいです。ただ、いい材料を使うと単価は上がってくるので、学生さんにはちょっと高い価格帯になるかと。



N行員:おいしそうですね。ランチはどのようなものをお考えですか?




母(アユミ):簡単なサンドイッチや作り置きができるカレーなどです。オペレーションが1人でできるものに限られますが、ほかのお店にはないオリジナルの味を提供できればいいなと。




N行員:確かに、ランチを充実させようとすると、扱う食材も調理の手間もかなり増えてしまいます。



母(アユミ):あれもこれもと欲張らずに、できる範囲のことで小さく営みたいと思っています。親子で、友達同士で、一人でものんびりくつろぎながらおいしいひとときを過ごしてもらえるお店にしたいです。
これまで、私が趣味で作ってきたお菓子を、子どもたちが喜んで食べてくれました。おいしいと言ってもらえることが、とても張り合いになるんです。なので、まだまだ努力を怠らず、みなさんに喜んでいただけるおいしさを追求したいと思います。


四国銀行 N行員

N行員:シコク様のお店のコンセプトがはっきりしてきましたね。
お菓子づくりにはオーブンなどの機器が必要となりますね。少しお金の話をしますと、開業資金で最も大きいのは、店舗を構えるお金です。カフェの場合だと、新たに店舗を作る、家の一部を改装する、賃貸物件を借りるなどさまざまですが、改装の場合も内装工事や厨房設備に費用がかかります。以前同じような業態で商売をしていた物件を居抜きで借りるのが、最も費用を安く抑えられます。

加えて、レジ回り、食器、調理器具、椅子やテーブルなどの備品も必要ですし、家賃、光熱費などの固定費も発生します。敷金や礼金なども含め、500万~1000万円の開業資金が必要になります。




母(アユミ):かなり高額!でも、改装するとしたらそれぐらいかかりますよね。固定費の部分が経営に響きそう...。家賃を抑える方向で考えます。




N行員:開業資金につきましては、外部専門機関と連携しながら適切な融資の形態をご紹介いたします。融資を受けるには、事業計画書が必要です。先ほどお話いただいた構想をさらに具体化し、月々の売上や経費、利益を試算して良好な経営が予見できることを書類にまとめなくてはなりません。私どもでそのお手伝いをさせていただきます。


四国銀行 N行員

母(アユミ):それは心強いです!




N行員:カフェの開業には、食品衛生管理者の資格が必要となりますが、取得されましたか?




母(アユミ):いえ、何もかもこれからです。今日お話を伺って、しっかりやるべきことを確認しようと思いました。




N行員:はい。それができた時点でまたご相談ください。事業計画立案のお手伝いや、開店までのスケジュールについてもご説明させていただきます。




母(アユミ):ありがとうございました。





さらに巻き起こるシコク家のジケンは
次号に続く

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