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シコク家のジケンです!さて、おいくら?
姉ソラミ「家を建てます!」~エピソード005~
2020/2/10
~今回のシコク家の登場人物~
(シコク家一家はこんな家族です)
シコク アオイ(25)私
1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。
カツラハマ ソラミ(30)姉
1989年・平成元年7月生まれ アオイの姉
結婚して近隣に住んでおり、週に2~3度実家に出入りする。共働きで、5歳の娘がいる。
真面目で慎重派、面倒見がよく、常識的でしっかり者。計画的に行動するため、お金にもシビア。
シコク ハルアキ(54)父
1965年・昭和40年5月生まれ アオイの父
公務員。これといって趣味はなく、お金は貯まるタイプ。妻とは違って、退職後はのんびりしたい派。
シコク アユミ(53)母
1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。
お金のアドバイザー
四銀ルームの住人。
シコク家のお金のジケンにわかりやすいアドバイスをします。

ソラミ(姉)
「パパと話し合ったんだけど、やっぱりマンションより戸建てがいいねって。隣の町内に、家を建てることにした」
「パパと話し合ったんだけど、やっぱりマンションより戸建てがいいねって。隣の町内に、家を建てることにした」
アユミ(母)
「2人目が生まれるかもしれないし、それを考えたら一戸建てがいいわよ」
ハルアキ(父)
「土地や建築業者はもう決めたのか?」
ソラミ(姉)
「うん。ちょうどいい土地があって、仮押さえ中。ざっくりと建築見積もりもらったところ。さて、お金をどうするかって段階」
私(アオイ)
「家って、いくらぐらいかかるの?」
ソラミ(姉)
「家と土地で3,500万円ぐらい。いろんなパターンがあって全額ローンの40年返済なんかもできるみたいだけど、いろいろ借り方があるみたいね」
ハルアキ(父)
「資金は大丈夫なのか?少しなら援助するよ」
ソラミ(姉)
「家が生命保険の代わりになるから、保険料減らしたりしてなんとかなる。お父さんには、ノゾミの学費とか先々入り用になった時に応援お願いしたいな」
ハルアキ(父)
「わかったよ(笑) それにしても、支払い総額はいくらぐらいになるんだろう?」
さて、おいくら?
「今が借り時!低金利の住宅ローンを上手に利用」
■住宅ローンとは

家は、「お金を貯めてから」という買い方が難しい商品です。コツコツ貯めていては、3000万円貯まるころには人生半ばを過ぎてしまい、住む時間が短くなってしまいます。「家族と一緒に長く住みたいから」と若いうちに家を建てる人も増えています。
住宅ローンには、民間金融機関の住宅ローンと、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携する公民協調融資の「フラット35」があります。
住宅ローンの金利には、固定金利型と変動金利型があり、固定型は期間中の金利が一定で、変動型は年2回(4月・10月)の金利の見直しがあり、市場金利の変動によって返済額も変わります。今は金利が低いので、長期の固定金利型が人気です。景気の情勢に左右されることがなく、金利の変動により支払総額が変わることがないので返済の予定が立てやすく、ライププランも安定します。
■住宅ローンのメリット
ローンは「借金をする」というネガティブなイメージに取られやすいですが、住宅ローンは取得する住宅を担保に設定するため金利が低く、その上無料で団体信用生命保険に加入できる、住宅ローン減税を受けられるなど、他のローンにはない「おまけ」があります。住宅ローンの頭金として準備できるお金があるなら、車の買い替えや教育資金など、先々必要な時のために貯蓄しておくのがお勧めです。
団体信用生命保険とは、ローン契約者が死亡または高度障害を負った場合に、保険会社から銀行に保険金が支払われるもので、住宅ローンの残高が0になります。保険料は銀行が負担し、ローン契約者が支払う必要はありません。もしものことがあっても、家族は安心して住み続けることができます。
さらに、10年以上の住宅ローンを使って住宅を取得・増改築をした場合、住宅ローン減税を受けられます。給与所得者の場合は、確定申告などの手続きを行うことで、納めた税金が精算され、還付されます。
控除額はローン残高のまたは住宅の取得対価のどちらか少ない方の金額の1%で、10年間にわたって所得税から控除されます。所得税から控除しきれない場合には、住民税からも控除され長期の住宅ローンを返済するうちに、経済状況が変化し「早く返済を終わらせたい」「少しでも返済総額を減らしたい」と考えることがあるかもしれません。その場合、繰り上げ返済を選択される方もいらっしゃいます。

また、ローンを組んだ時よりも金利が下がってきた場合、より金利が低いローンに借り換え利息負担を減らすことも可能です。また、変動型でローンを組んでいる人が、これから金利が上がると予見して、長期の固定金利型に借り換えを検討する場合もあります。
一見、お得に見えますが、借り換えには新たな借り入れ先となる金融機関に、抵当権設定費用や登記費用、印紙税、保証料、事務手数料などの諸費用の支払いが発生します。これらの借り換え諸費用は、ローンの残金や返済期間によって異なりますが、数十万円かかります。金利が低い今、長期の固定金利型を選べば、将来的にも借り換えは必要ないと思います。
住宅ローンについて、詳しく聞いてみよう!
Let's go!四銀の窓口へ
続く