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シコク家のジケンです!さて、おいくら?
従兄弟アオト、Visaデビット始めました!Vol.2~エピソード011~
2021/2/1
~今回のシコク家の登場人物~
(シコク家一家はこんな家族です)
シコク アオイ(25)私
1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。
シコク アユミ(53)母
1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。
カツラハマ ソラミ(30)姉
1989年・平成元年7月生まれ アオイの姉
結婚して近隣に住んでおり、週に2~3度実家に出入りする。共働きで、5歳の娘がいる。
真面目で慎重派、面倒見がよく、常識的でしっかり者。計画的に行動するため、お金にもシビア。
シコク ダイチ(20)弟
1999年・平成11年8月生まれ アオイの弟
高校卒業後、地元企業に就職。
末っ子長男、大事に育てられたので思想が自由。野心家でもある。
ミドリ(51)叔母
母アユミの妹
キャリアウーマンで仕事と家事の両立をしている。
時短テクやお得情報が大好き。
アオト(17)従兄弟
アオイの従兄弟でミドリ叔母さんの息子。
サッカーが大好きな高校生。
アユミ(母)の妹ミドリが、息子のアオトと一緒にシコク家に遊びに来ました。
ミドリ(叔母)
「こんにちは!ごぶさたしています」
アユミ(母)
「いらっしゃい」
ダイチ(弟)
「ミドリおばちゃん、久しぶり。アオトももう高1だな。サッカーやってるか?」
アオト(従兄弟)
「まあね。来年の春からはレギュラーになれそう」
アユミ(母)
「あら、そうなの!頑張ってるわね」
ミドリ(叔母)
「遠征だのなんだの、お金もかかるんだから」
ソラミ(姉)
「アオトも頑張ってるんだからしょうがないよ。そうだ、ミドリおばちゃん、子どものお小遣いってどうしてるの?最近、Pay払いやプリペイドカードでキャッシュレス化が進んでるって聞いたけど、本当?」
ミドリ(叔母)
「よく聞いてくれた!ウチは最先端よ」
私(アオイ)
「最先端?どういうこと?」
ミドリ(叔母)
「なんと口座振込よ。お金を引き出すキャッシュカードと、コンビニなんかで使える支払い用のVisaデビットカードを持たせてるの。お小遣い以外に、部費だ遠征費だってお金がかかるでしょ?私も現金の手持ちがない時もあるから、インターネットバンキングで振り込むの。同じ四国銀行だから手数料不要だし。この子が自分でお金を引き出して支払ったり、Visaデビットで買い物したりしてる」
ソラミ(姉)
「Visaデビットカードって、何?クレジットカード?」
ミドリ(叔母)
「クレジットカードは後日口座から引き落とされるけど、Visaデビットは即日払いなの。コンビニでジュースを買ったら、レジで支払うと同時に口座から代金が引き落とされるのよ。現金と同じ感覚で使えるの」
アユミ(母)
「へぇ~。初めて聞いたわ。高校生でも持てるの?」
ミドリ(叔母)
「口座を持っていれば、15歳から使えるよ。申込用紙に必要事項を書いて窓口に出すだけ」
私(アオイ)
「でも部費の支払いとか、アオトが自分でATM行ってお金を引き出して先生に渡すわけでしょ?面倒くさいじゃん」
アオト(従兄弟)
「いや、学校の近くにATMあるから。それよりVisaデビットがいろいろ便利でさ、助かってる」
ソラミ(姉) 「どう便利なの?」
アオトに詳しく聞いてみた
「Visaデビットでネットの買い物が便利に!」
アオト(従兄弟)
「これがVisaデビットカードだよ」
ダイチ(弟)
「何でも買える魔法のカードか(笑)」
アオト(従兄弟)
「違うよ。それは母さんのクレジットカード(笑)これは僕の口座にあるお金だけ、母さんが入れてくれた分だけしか使えない」
ソラミ(姉)
「高校生にとって、何が便利なの?」
アオト(従兄弟)
「コンビニでアイス買う時もピッてやるだけだからスマートだし、何よりもネットで買い物ができる。今までは何か買う度に母さんにクレジット決済を頼んでたから、その方が面倒くさかった」
ソラミ(姉)
「ネットで何買ってるの?」
アオト(従兄弟)
「雑誌とか、サッカー用具とか、ゲームとか。でも、パッと見てコレ欲しいっ思っても、母さんが帰ってくるまで買えなかったりするんだよね」
ソラミ(姉)
「なるほど。現金の実感がなくて、使いすぎたりしないの?」
アオト(従兄弟)
「これ今引き落としましたよーって通知が来るし、使う前にはアプリで残高確認するから、金ないなってリアルにわかるよ(笑)」
ミドリ(叔母)
「時々、支払い明細を見せてもらってるの。明らかに必要経費だなっていうものは、追加で振り込む感じね」
ソラミ(姉)
「お小遣いの使い道もチェックできるのか、いいわね(笑)自分の口座作ったの?」
アオト(従兄弟)
「子どもの頃に、母さんが作ってくれてた」
ダイチ(弟)
「お前、小遣いいくらもらってんの?」
アオト(従兄弟)
「5000円」
ダイチ(弟)
「足りるか?」
アオト(従兄弟)
「まあね。昼メシ代は別だから。それに稼いでるし」
ダイチ(弟)
「え?どうやって?」
アオト(従兄弟)
「フリマだよ。読み終わった雑誌とか、着なくなった服とか売ってる。リサイクルだよ。こういうのもクレジットカード番号がないとできないからさ」
私(アオイ)
「なるほどね。しっかりしてるわ」
ソラミ(姉)
「ちゃんと計画的に使ってるの?」
アオト(従兄弟)
「まあ、そこそこ。たまに衝動的なのもあるけど、口座にある以上は使えないから、我慢する時もある」
ミドリ(叔母)
「来年はお年玉も全部ここに入れて、自分で管理してもらうから。将来自分が何をしたいか、そのためにどう使うのがいいか、よく考えてね」
アオト(従兄弟)
「やった!とりあえず買いたいものがある。使うと貯めるに分けるよ」
ソラミ(姉)
「お金のこと、自分で考えるって大事だね。アオト、よかったね。あと何年かしたら、それを元手に投資してもいいんじゃない?貯めときなさいよ(笑)」
アオト(従兄弟)
「それいいね!ソラミ姉ちゃん、僕に投資してよ。来年はお年玉弾んでね!」
キャッシュレスの波がシコク家にも!?
シコク家のジケンは次号に続く