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シコク家のジケンです!さて、おいくら?
シコク家、お金にまつわる女子トークVol.1~エピソード015~
2021/8/10
~今回のシコク家の登場人物~
(シコク家一家はこんな家族です)
シコク アオイ(25)私
1994年・平成6年8月生まれ
大学卒業後、地元企業に就職。まん中っ子で、独立心が強く自由主義で、一人暮らしを計画中。
手取りはそこそこあるが、いろいろなことに興味があり交友関係も広いため、お金はあるだけ使ってしまうタイプ。
シコク アユミ(53)母
1966年・昭和41年6月生まれ アオイの母
地元の企業でフルタイムで働く正社員。子育てが終わり、ほっと一息。
趣味のお菓子づくりが高じ、いずれは小さな店を持ちたいと願っている。行動派で実行に移すタイプ。
カツラハマ ソラミ(30)姉
1989年・平成元年7月生まれ アオイの姉
結婚して近隣に住んでおり、週に2~3度実家に出入りする。共働きで、5歳の娘がいる。
真面目で慎重派、面倒見がよく、常識的でしっかり者。計画的に行動するため、お金にもシビア。
ミドリ(51)叔母
母アユミの妹
キャリアウーマンで仕事と家事の両立をしている。
時短テクやお得情報が大好き。
お金のアドバイザー
四銀ルームの住人。
シコク家のお金のジケンにわかりやすいアドバイスをします。

アユミ(母)の妹ミドリがシコク家に遊びにやってきました。
ミドリ(叔母)
「このお菓子、クレジットカードのポイントでゲットしたの。どうぞ!」
私(アオイ)
「クレジットカードって、やっぱり便利だね」
ミドリ(叔母)
「使い過ぎないようにするのが課題だわ」
私(アオイ)
「そうそう!」
ソラミ(姉)
「私は毎月の引き落とし額を意識して使ってるよ。ちょっと我慢して翌月買うとかね」
ミドリ(叔母))
「お小遣い用のカードと家計用のカード、分けてるの?」
ソラミ(姉)
「うん。一緒にした方がポイント貯まるんだけど、分けた方が管理しやすい」
私(アオイ)
「私、クレジットカードの支払いや口座振替、あとスマホにチャージしたりしているうちに、現金引き出そうと思ったらもうなくなってる時がある」
ソラミ(姉)
「アオイ、計画性ないからね(笑)。でも、結婚したらそうはいかないよ」
私(アオイ)
「そうそう。友達が結婚するんだけど、家計管理はどうすりゃいいんだって悩んでる」
アユミ(母)
「昔はお給料袋をそのまま奥さんに渡す人がいたようだけど、今は振込だしそんな人いないよね」
ミドリ(叔母)
「ご主人がいくらもらってるか知らない人も結構いるよ」
ソラミ(姉)
「月々いくらぐらい使ってるかわからないっていう人もいるね」
アユミ(母)
「使い方も貯め方も、最初によく話し合っておいたほうがいいと思うわよ」
私(アオイ)
「そうなんだ。みんなはどうしてるの?」
それぞれの家計事情について聞いてみた!
トーク1「家計のやりくり、どうしてる?」
姉・ソラミの場合・・・妻がガッチリ管理型
私(アオイ)
「お姉ちゃんところはどうしてるの?」
ソラミ(姉)
「私はヨウヘイさんのお給料が振り込まれた時点で、全部引き出してる。それを支払い用の口座と貯蓄用の口座に分けて入れるようにしてる」
私(アオイ)
「えー!すごい」
ソラミ(姉)
「通帳に支払いの記録が残るから便利よ。ローンとか光熱費とか保険の引き落とし、スーパーやドラッグストアも全部クレジットカードで支払うから、出て行くお金は全部記録されてる」
私(アオイ)
「支払い口座にあるだけしか使えないよね。上限を決めてるんだ」
ソラミ(姉)
「そうだね。一応月々いくらって決めてるけど、急な出費とかどうしても足りない分は貯蓄用から回すかな」
私(アオイ)
「ヨウヘイさんはお小遣い制なの?」
ソラミ(姉)
「そう。クレジットカードも持ってるよ。それで何か買ったら私に通知が来るから、その分お小遣いから差し引いて現金を渡してる」
私(アオイ)
「ガッチリ管理だね~。お姉ちゃんのお給料はどうするの?」
ソラミ(姉)
「貯蓄とノゾミの教育費かな。習い事の月謝と、将来の教育費のためにノゾミの口座にも入れてる。あと、旅行用の積立もしてるよ」
私(アオイ)
「旅行積立!そんなこともしてるんだ...」
ソラミ(姉)
「独身の時は格安ツアーで行けたけど、家族3人になると格安の時期には休めないし、結構お金がかかるのよ。ついつい「旅行なんて...」って節約モードになるけど、最初から旅行目的で貯めたお金なら惜しまず使えるからね」
私(アオイ)
「目的別に使う・貯めるっていう管理が大事なんだね」
ソラミ(母)
「まず、家計簿はつけた方がいいわね。夫婦合わせて月々の収入がいくら、生活費、家賃や住宅ローン、車にかかる費用、子どもの教育費、保険料などの支出がだいたいどのくらいか押さえておかないと」
私(アオイ)
「了解。お姉ちゃん、きっちりしてるねぇ」
叔母・ミドリの場合・・・夫がしっかり管理型
私(アオイ)
「ミドリおばさんところは事業経営しているけど、家計はどうしているの?」
ミドリ(叔母)
「ウチは全部キヨシさんが管理してる。私はクレジットの家族カードとキャッシュカードを渡されていて、家の買い物はほとんどクレジット。カードの明細もチェックされてるから無駄遣いはできないね(笑)。1カ月で使うお金はだいたい同じくらいだけど、ちょっと大きなものを買う時はひと声かけてる。現金はあまり使わないわね」
私(アオイ)
「だからアオトにお金渡す時もインターネットバンキング(※1)なんだ。ミドリおばちゃん、買いたいものがある時はどうするの?なんか...買いづらくない?」
ミドリ(叔母)
「今、会社の経理を手伝ってるから、お給料もらってるの。口座に振り込まれるから、美容院代や自分の携帯代なんかはそれで賄ってる」
私(アオイ)
「家計簿はキヨシおじさんがつけてるんだ」
ミドリ(叔母)
「自営業だし、毎月決まった額のお金が入ってくるわけじゃないから、自分で把握しておきたいって思ったみたい。結婚した当初はカードじゃなくて現金もらってたよ。これでなんとか頑張ってくださいって。足りない分は自分の貯金から出してた(笑)」
私(アオイ)
「老後の貯蓄もキヨシさんにおまかせ?」
ミドリ(叔母)
「うん。私も少しは貯めてるけど、会社の資金繰りと合わせて資産管理してるみたい」
私(アオイ)
「さすが経営者。頼りになるね」
母・アユミの場合・・・夫婦がそれぞれ別財布型
私(アオイ)
「お母さん、ウチの家計はどうなってるの?」
アユミ(母)
「お父さんが光熱費や通信費、保険代なんかを口座振替で支払ってて、生活費として月々10万円もらってるわ。その他、冠婚葬祭とか外食とか現金の支払いが必要ものは私が払ってるかな。子どもたちのお小遣いや塾代、部活費なんかも私が出してた。ウチは夫婦別々の財布だから、割とフィーリングでやってきたわね(笑)。貯蓄と株とか、各々で資産形成してる」
私(アオイ)
「へー。それで大丈夫なの?」
アユミ(母)
「ウチはおじいちゃんの家に同居したから、家のローンがなかったでしょ?何か大きなものを買う時には出資してくれたし、おかげで私も事業がしたいって言えるくらいのお金が手元に残ったのよ」
私(アオイ)
「なるほどね。私もそういうのがいいなぁ」
アユミ(母)
「最初にどっちが何を支払うか、ルールを決めるんだけど、キャリアアップによって懐事情が変わってくるし、ひと口に教育費といっても私立か公立か、地元か県外かで違ってくるでしょ?そこは話し合って見直していかないとね」
私(アオイ)
「そうだね。覚えとく!」
家計と資産を管理するオススメアプリ
私(アオイ)
「家計管理って、十人十色なんだね。でも、支払いの時にクレジットカードも使うし、現金も使うし、スマホ払いも使うでしょ?私、自分が今いくら持ってるのかわからなくなることがあるけど、そんなことってないの?」
ソラミ(姉)
「マネーフォワードME(※2)っていうアプリがあるの知ってる?銀行カード、クレジットカード、電子マネーなんかを連携することができて、入出金がまとめて管理できるのよ」
私(アオイ)
「スーパーの買い物も?」
ソラミ(姉)
「レシートを読み込んでデータにする機能もあるわよ。私はクレジットやスマホの支払いをすべて自動入力できるようにしてるから、光熱費とか食費とか教育費とかに分類して表示されるの。何にいくら使ったかわかるからはっきり見えて安心よ」
ミドリ(叔母)
「私も使ってる。ポイントも管理できるから便利よ。ポイントって、貯める楽しみもある反面、交換するの忘れたりするでしょう?手元で貯まり具合がわかれば使いやすいわよ。このお菓子ゲットしたみたいに(笑)」
ソラミ(姉)
「確かに。ポイントってうっかりしてると失効しちゃうからね。これも管理が必要だね」
私(アオイ)
「管理って面倒くさいけど、大事だね。あと、計画的に使ったり貯めたりするには、何かコツがあるのかな?いい方法があったら教えて!」
お金のアドバイザーからのアドバイス
※1 インターネットバンキング
パソコンやスマートフォンから、金融取引や手続きなどができるサービス。登録した銀行口座の残高照会や明細確認、他口座への振込、振替、定期預金への預入や解約などができます。ミドリさんが息子のアオトくんのお小遣いをインターネットバンキングでの振込にしているエピソードはこちら。
※2 マネーフォワードME
銀行口座やクレジットカード、電子マネーなど証券口座などを連携することで、利用明細を自動で取得し、日々のお金の出入りを見える化するアプリ。ポイントやマイルの残高もわかり、家計や資産をまとめて管理できます。クレジットカードの次回引き落とし情報などもわかり、使い過ぎ防止にも役立ちます。