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四国でアートに触れる旅を
【四国】おすすめの美術館12選!観光中に有名なアートや素敵な芸術に触れてみよう
2024/8/28
四国には美しい自然や歴史的な建造物が多数ありますが、日本有数の名作が集まる美術館も多数あります。本記事では、四国を訪れた際にぜひ足を運んでほしい美術館を12選紹介します。 アートな旅を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
高知県の美術館
高知県はアンパンマンの作者やなせたかし氏の出身地であることから、アンパンマンミュージアムが有名です。また、画家クロード・モネの自宅庭園を再現したモネの庭、有数の展示物を誇る高知県立美術館なども人気があります。
それぞれの美術館の特徴をチェックしていきましょう。
高知県立美術館
高知県立美術館は、マルク・シャガールの絵画が多数展示されていることで有名な美術館です。
時期によってさまざまな展示が行われています。子どもも楽しめる企画展などもあり、アートに詳しくなくても親しみやすい催しもあります。常設展では、約1200点を所蔵しているマルク・シャガールのコレクションを、入れ替えながら展示しています。併設のホールでは、映画や演劇・伝統芸能など幅広いジャンルで年間を通じて公演が行われています。
高知県でゆったりアートの世界観に浸りたい方はもちろん、夏休みや春休みなどには家族向けの催しもありますので、事前に開催中の催しをチェックのうえ、訪れてみてください。
所在地 | 〒781-8123 高知県高知市高須353-2 |
料金 | 【常設展】 一般:370円 大学生:260円 高校生以下:無料 【企画展】 企画展ごとに異なる (高校生以下は無料) |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 年末年始(12月27日~1月1日) |
アンパンマンミュージアム
高知県の東部に、日本では知らない人はいないほど有名なアンパンマンのミュージアムがあります。絵本作家であり、アンパンマンの生みの親であるやなせたかし氏の出身地ということもあり、香美市香北町に作られました。館内にはさまざまな仕掛けや、子どもたちが楽しめるエリアはもちろんのこと、やなせたかしギャラリーでは、ここでしか見ることができない絵本原画など大人も十分楽しめる施設になっています。またミュージアム前は子どもが遊べる公園になっています。
高知市内から車で60分ほどかかる自然豊かな立地ですが、幅広い世代が楽しめる内容になっているので、ぜひドライブをかねて訪れてみてください。
所在地 | 〒781-4212 高知県香美市香北町美良布1224-2 |
料金 | 一般:800円 中高生:500円 小人(3歳以上小学生):300円 |
開館時間 | 9:30 〜 17:00(入館は 16:30まで) |
休館日 | 火曜日(祝日の場合はその翌日) |
北川村「モネの庭」マルモッタン
印象派の画家として世界的に有名なクロード・モネの代表作の火曜日(祝日の場合はその翌日)モチーフとなった庭を再現したのが、北川村「モネの庭」マルモッタンです。フランス・モネ財団が世界で唯一公認している施設で、「モネの庭」という名称もアカデミー・デ・ボザールというフランスの芸術アカデミーの終身書記であるアルノー・ドートリヴ氏からいただいたものだそうです。
モネの絵の中を歩くといわれる「モネの庭」マルモッタン。象徴となる睡蓮は4月の下旬から10月下旬までが見頃です。水連は朝に咲く花なので、午前中の鑑賞がおすすめです。
また、睡蓮だけでなくバラのアーチや藤棚など、季節に合わせた美しい植物を楽しむこともできます。
高知市内から車で90分。また、公共の交通機関は乗り換えが必要になりますので、あらかじめ乗り継ぎ時間を確認のうえ、お出かけください。
所在地 | 〒781-6441 高知県安芸郡北川村大字野友甲1100番地 |
料金 | 一般:1,000円 小中学生:500円 小学生未満:無料 |
開館時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
休館日 | 6月~10月の第1水曜日 12月1日~2月末日 |
愛媛県の美術館
愛媛県には、愛媛の歴史や文化がよくわかる美術館が多数あります。体験型の美術館も多いため、家族連れでも楽しめます。
愛媛県美術館
愛媛県美術館は、芸術作品を見て楽しむ、自分の手で作る、そしてそれらを通じて学ぶという「みる・つくる・まなぶ美術館」です。
モネやセザンヌといった海外の有名画家の作品のほか、愛媛県出身の杉浦非水、柳瀬正夢、野間仁根などの作品も多数展示しており、現在は12,000点が収蔵されています。
松山市の中心部で、国指定史跡・松山城のお堀の中にある美術館です。
所在地 | 〒790-0007 愛媛県松山市堀之内 |
料金 | 【コレクション展】 一般:330円 高大生:220円 ※企画展チケットをお持ちの方はコレクション展観覧料が無料 【企画展】 企画展ごとに異なる |
開館時間 | 9:40~18:00 (入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日及び振替休日に当たる場合は、その翌日) ただし毎月第一月曜日は開館、翌火曜日が休館 年末年始(12月29日~1月3日) |
タオル美術館
タオル美術館は、今治市の名産品であるタオルを通じて生活文化を提案する施設です。タオルの製造過程がわかる展示や、タオルで作られた美しいアートの数々、さらに今治市で作られたタオルの数々も楽しめます。
常設展では、ムーミンの展示があり、製造工程の見学(有料)もできますので、家族で訪れたい施設です。ヨーロピアンガーデンなども併設しており、フォトスポットとしても楽しめるようになっています。
所在地 | 〒799-1607 愛媛県今治市朝倉上甲2930 |
料金 | 大人:1,000円 中高生:800円 小学生:600円 |
開館時間 | 9:30~18:00(ギャラリー見学は閉館30分前まで) |
休館日 | 冬期にあり |
朝倉ふるさと美術古墳館
朝倉ふるさと美術古墳館は、今治市朝倉にある縁のふるさと公園内の小規模な美術館です。歴史ある朝倉地区の文化がわかる遺跡や古墳が、敷地内に多数展示されています。
200点の展示のなかには歴史的な価値があるものも多く、歴史好きにはたまらない空間になっています。また、古墳館の2階と新館の美術室では小さなコンサートなどにも利用できるようになっています。落ち着いた雰囲気でのんびり過ごすことができる施設です。
所在地 | 〒799-1603 愛媛県今治市朝倉下甲898 |
料金 | 無料 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は原則翌日振替) 年末年始(12月29日〜1月3日) その他展示替など、運営上必要なとき |
香川県の美術館
香川県には県立の美術館を始め、世界的に有名な建築家である安藤忠雄氏の美術館もあります。どのようなアート作品を楽しめるのか、早速チェックしてみましょう。
香川県立ミュージアム
香川県立ミュージアムは、香川県に残る歴史的な美術品や遺跡が多数展示されている美術館です。香川県は若手作家支援プロジェクトを実施しており、展覧会受賞作品の展示なども行うなど、新進気鋭のアーティストの育成にも力を入れていることがわかります。
歴史博物館と美術館の2つの機能を持ち合わせるのが特徴的な美術館。香川県の歴史から、さまざまな企画展までいろいろな楽しみ方ができる美術館です。高松駅から近く、アクセスが良いのも魅力です。
所在地 | 〒760-0030 香川県高松市玉藻町5-5 |
料金 | 【常設展】 一般:410円 高校生以下:無料 【特別展】 特別展ごとに異なる |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は原則翌日振替) 年末年始(12月23日~1月1日) 資料整理・展示替え作業による臨時休館(6月21日~26日、7月16日~18日、7月26日~28日、9月2日~9日、11月11日~18日、1月20日~2月3日、3月3日~3月10日) ※特別展開催中は月曜日が開館となる場合があります |
地中美術館
地中美術館は、世界的建築家、安藤忠雄氏が設計を手がけた美術館です。アートの島として有名な直島の南側に位置し、現代的な建築物を楽しめるのはもちろん、モネの「睡蓮」やジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品も展示されています。
建物全体が巨大なアート作品となっており、建物の大半が地下に埋没されているという特異な建造物です。館内の撮影は中庭までとなっており、撮影禁止が徹底されていることで、実際に足を運ばなければ見られないという希少性からも多くの建造物ファンも訪れています。
所在地 | 〒761-3110 香川県香川郡直島町3449-1 |
料金 | 一般:2,100円~3,000円 15歳以下:無料 |
開館時間 | 【3月1日 ~ 9月30日】 10:00 ~ 18:00( 入館は17:00まで ) 【10月1日 ~ 2月末日】 10:00 ~ 17:00( 入館は16:00まで ) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は原則翌日振替) |
ANDO MUSEUM
ANDO MUSEUMは、直島の本村地区にある築100年の本草民家を改築した施設です。世界的に有名な建築家として多くのファンがいる安藤忠雄氏の来歴や、直島の歴史がわかる美術館です。外観の木造建築と対照的に、館内はコンクリートで安藤忠雄氏の世界観を感じる空間となっています。
建築を勉強する学生も多く足を運んでおり、芸術鑑賞としてだけでなく建築の奥深さに触れることも可能です。
所在地 | 〒761-3110 香川県香川郡直島町736-2 |
料金 | 一般:520円~700円 15歳以下:無料 |
開館時間 | 10:00〜13:00 14:00〜16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は原則翌日振替) |
徳島県の美術館
徳島には、四国を代表する最大規模の美術館である大塚国際美術館や、徳島ならではのアートを楽しめる近代美術館などがあります。それぞれの美術館の特徴を見てみましょう。
大塚国際美術館
大塚国際美術館は、延べ床面積約30,000平方メートルの常設展示スペースを誇る国内最大級の美術館です。館内には1,000点以上の陶板名画が展示されています。
陶板とは名作を移したもので、最新技術により本物と見まがうほどの作品には圧倒されるばかりです。1日では回り切れないほど大きい美術館ともいわれているので、目的の作品を決めてから足を運ぶといいでしょう。
所在地 | 〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1 |
料金 | 一般:3,300円 大学生:2,200円 小中高生:550円 |
開館時間 | 9:30~17:00 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 1月は連続休館あり その他特別休館あり 8月は無休 |
徳島県立近代美術館
徳島県立近代美術館は、徳島県立文化の森総合公園内にあり、小規模ながらゆったりとさまざまなアート作品を楽しめる美術館です。パブロ・ピカソなどの絵画やヘンリー・ムーアの彫刻など近代アートコレクションや、徳島出身作家の作品や徳島の景勝地を描いた作品なども収蔵されています。くつろぎコーナーは開放的で、さまざまな企画やワークショップなども開催されているため、観光客だけでなく徳島市民にも人気があります。
アットホームな空間で、ゆっくりとした時間を楽しみたい方におすすめの美術館です。観覧料も200円とお手頃なので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒770-8070 徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内 |
料金 | 一般:200円 高校生・大学生、これらに準ずる者:100円 小学生・中学生:50円 |
開館時間 | 9:30〜17:00 |
休館日 | 月曜日(祝日・振替休日は開館し、翌日休み) 年末年始(12月29日〜1月4日) ※展示替などのため休館することがあります |
蘭夢美術館
蘭夢美術館は、さまざまな蘭をテーマにした作品が、展示されている美術館です。大正初期の浮世絵である「蘭花譜」(らんかふ)や、徳島県美馬市出身の日本画家藤島博文氏の「蘭思清郷之図」(らんしせいきょうのず)などが展示されています。
そのほか漆器や着物などとともに展示されている本物の蘭花の美しさは、見ごたえがあります。国の重要伝統的建造物郡保存地区である、うだつの街並みから車で6分ほどのところにありますので、あわせて足を運んでみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒779-3604 徳島県美馬市脇町大字北庄562番地の1 |
料金 | 一般:300円 小中学生:150円 |
開館時間 | 8:30〜17:00 |
休館日 | 日曜日 年末年始 |
まとめ
四国に訪れた際にぜひ足を運んでほしいおすすめの美術館を紹介しました。四国は自然やグルメだけでなく、アートを楽しめるスポットも多数あります。
有名なアートの鑑賞から子どもも楽しめるスポットまでさまざまな楽しみ方ができるので、目的に合わせて四国の美術館を選んでみてください。
2級FP技能士
広告代理店勤務を経て、フリーライターとして6年以上活動。自身の投資経験をきっかけにFP資格を取得。投資・金融・不動産・ビジネス関連の記事を多数執筆。現在はフリーランスの働き方・生き方に関する情報も発信中。
(提供元:Mattrz)
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