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EIMONS presents
高知の「香美市立やなせたかし記念館」がリニューアルオープン!
2025/4/11
EIMONS presents
アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生のふるさと、高知県香美市香北町にある「香美市立やなせたかし記念館」が2025年3月29日、装いも新たにリニューアルオープンしました。
1996年の開館以来、子どもから大人まで幅広い世代に愛されてきた「香美市立やなせたかし記念館」。今回のリニューアルで、より一層魅力的に生まれ変わりました。
CONTENTS
・進化したアンパンマンミュージアム
・やなせたかし先生の名誉館長室
・特別展示 ぼくと詩と絵と人生と
・地下フロアに広がる アンパンマンワールド
・先生の人生に触れる 詩とメルヘン絵本館
・圧巻!詩とメルヘン全359冊の展示
・多彩な魅力に触れられる絵本館
・思い出を持ち帰れる ミュージアムショップ
・詩人としての 顔に焦点をあてた別館
・連続テレビ小説「あんぱん」展
進化したアンパンマンミュージアム
まず目を引くのは、エントランスホールに新たに設置された階段のデザイン。アンパンマンの絵本の挿絵があしらわれ、訪れる人々を物語の世界へと誘います。
やなせたかし先生をモチーフにしたキャラクター「やなせうさぎ」や、妻・暢さんと笑顔で並ぶ写真の大きな垂れ幕など、随所に"人となり"が感じられる演出が施されています。
やなせたかし先生の名誉館長室
こちらは「やなせたかし先生の名誉館長室」。壁一面には賞状や表彰状などがずらりと並び、やなせたかし先生の功績の大きさが伝わってきます。
そして、奥に見えるのは"描かれた本棚"。名作本のようですが、よく見ると実はどこかが違います。記念館を訪れたら、足を止めてじっくり眺めてみてください。
特別展示
ぼくと詩と絵と人生と
今回のリニューアルオープンを記念した特別展では、やなせたかし先生の"人生"そのものにスポットを当て、20代から晩年に至るまでの歩みを多角的に紹介しています。(2025年9月28日まで開催)
展示されているのは、自筆の詩や絵などの原画・原稿をはじめ、初公開となる貴重な作品も含めた300点以上。創作に情熱を注ぎ続けたやなせ先生の想いや表現の変遷をじっくり味わえる、見ごたえたっぷりの展示となっています。
地下フロアに広がる
アンパンマンワールド
アンパンマンの世界に飛び込んだかのような没入体験ができる「アンパンマンワールド」。館内に足を踏み入れると、ジオラマで再現されたアンパンマンたちの街が広がります。
アンパンマンの声が聞こえてくる「おしゃべり電話」や、キャラクターたちの顔が焼けるかまど、もぐりんの操縦席に乗って遊べる体験型展示など、子どもたちが夢中になるしかけが満載。
ジオラマは、おなじみのキャラクターはもちろん、今の子ども達に人気のキャラクターたちも仲間入り。
ジオラマの中にはバイキン城やカレーパンマンの店、アンパンマン号などが細やかに再現されており、小さなお子さんだけでなく、大人も思わず夢中になってしまう精巧さです。
先生の人生に触れる
詩とメルヘン絵本館
詩人・漫画家・編集者と多才な顔を持つやなせたかし先生の世界に触れられる「詩とメルヘン絵本館」も、今回のリニューアルで大きくアップデート。
圧巻!詩とメルヘン全359冊の展示
アンパンマンミュージアムに隣接するこの館では、1973年から30年間、やなせたかし先生が編集長を務めた雑誌「詩とメルヘン(サンリオ刊)」全359冊が3面の壁に展示されています。
さらに、やなせたかし先生が舞台で着用していた衣装や、誕生日にスタッフから贈られた靴下コレクションなど、ユーモアと人柄が感じられるアイテムも見逃せません。
多彩な魅力に触れられる絵本館
やなせたかし先生が実際に使用していたアトリエの一部を忠実に再現。仕事机の上には愛用の画材やアンパンマングッズが並び、創作の空気感をそのまま感じ取ることができます。
絵本作家としてのやなせたかし先生を知るだけでなく、詩人、デザイナー、編集者としての魅力にも触れられる「詩とメルヘン絵本館」。
感性を刺激されるこの空間で、あなた自身の"詩とメルヘン"を見つけてみてはいかがでしょうか。
思い出を持ち帰れる
ミュージアムショップ
詩とメルヘン絵本館の一角には、訪れた思い出を持ち帰れるミュージアムショップが併設されています。
やなせたかし先生の世界観が詰まったオリジナルグッズをはじめ、「詩とメルヘン」にゆかりのある作家による作品や書籍、ポストカードなども豊富に並びます。
詩人としての顔に焦点をあてた別館
本館から歩いてすぐの場所にある、やなせたかし記念館の別館は、やなせたかし先生の詩人としての顔に焦点をあてた、展示空間です。
別館では、脚本家・中園ミホ氏がやなせたかし作品に出会うきっかけとなった詩集「愛する歌」(1966年発行)を軸に、「ギフトブックシリーズ」や「たそがれ詩集」など、多彩な詩の世界を掘り下げて展示されています。
中でも「愛する歌」からは、これまで公開されることのなかった貴重な自筆原稿を初めて展示。また、中園氏のほか、小説家の小手鞠るい氏、ノンフィクション作家の梯久美子氏が語る、やなせ詩の奥深い魅力も併せて知ることができます。
さらに、妻・暢さんとの貴重なプライベート写真や、二人が紡いだ温かな夫婦の軌跡をたどる特別資料もご覧いただけます。
連続テレビ小説「あんぱん」展
現在は、連続テレビ小説「あんぱん」の放送に合わせて、ドラマに登場する衣装やセット、資料などを集めた特別展も開催中。
原稿の余白に書き込まれた言葉や、詩集に込められた想いをたどる時間は、訪れる人にとっても、自分の人生をふと振り返るきっかけとなるかもしれません。
賑やかなアンパンマンの世界とはまた異なる、やなせたかし先生の内面にそっと触れる、もうひとつの記念館です。
アンパンマンの世界をもっと身近に
リニューアルを経て、より多くの人が楽しめる場所となった「やなせたかし記念館」。展示内容はもちろんのこと、空間全体がやなせたかし先生の世界観と温かさに包まれており、訪れる人すべての心をやさしく満たしてくれます。
チケットは公式ホームページからの事前予約制となっていますので、訪問前にチェックをお忘れなく。
香美市立やなせたかし記念館
施設名:香美市立やなせたかし記念館
所在地:高知県香美市香北町美良布1224-2
開館時間:9:30〜17:00(最終入館16:30)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)※無休期間あり
入館料:大人1200円/中高生500円/小人(3歳以上)300円
予約:公式HPより事前予約制
子どもたちには夢と冒険を、大人たちには懐かしさと感動を----。
香美市に広がるやなせたかし先生の世界で、あなたも心温まるひとときを体験してみませんか?
記事の提供元:EIMONS
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