ニュースリリース

2018年1月12日

「しぎん地域活性化ファンド」投資3号案件
「株式会社KORTUC」への投資実行について

 四国銀行(頭取 山元文明)および株式会社四銀地域経済研究所が共同で出資する「しぎん地域活性化投資事業有限責任組合(しぎん地域活性化ファンド)」は、高知大学名誉教授が保有する特許を活用して医薬品の承認を目指す「株式会社KORTUC」に投資を実行しましたのでお知らせいたします。

【投資先の概要】
1.会社名 株式会社KORTUC
2.所在地 東京都千代田区大手町
3.代表者 代表取締役 松田 和之
4.事業内容 医薬品の研究開発、製造

 当社は、高知大学名誉教授小川恭弘先生が発明した放射線増感剤「KORTUC」※の医薬品承認を得ることを目的として平成27年に設立されました。
※KORTUCとは、Kochi Oxydol-Radiation Therapy for Unresectable Carcinomasの略。

 放射線増感剤「KORTUC」とは、過酸化水素水とヒアルロン酸を混合した薬剤で、がんに対する放射線治療の効果を高めるために使用するものです。平成18年から高知大学で臨床実験を開始し、これまでに国内複数の医療機関で700人以上が治療を受け、腫瘍の消失など大きな効果が報告されています。
 昨年、イギリスで臨床試験が開始されており、日本でも本年から本格的な臨床試験をスタートさせ医薬品承認を目指します。
 当社の取組みは、高知で発明された技術を活用して、日本のみならず世界中で苦しむ多くのがん患者に希望を与えるものであり、本ファンドとしましては、本件成功による高知への貢献、社会的意義、事業性などを総合的に判断し、今後の開発を後押しするため、投資を決定いたしました。

 当行は、今後とも地域金融機関として地域の金融ニーズに応え、地域の産業振興と経済の持続的発展に貢献してまいります。

以上