健康経営への取り組み
1.健康経営宣言
四国銀行は、「従業員およびその家族の健康は、企業にとって大切な財産であり、守るべきものである」という考え方のもと健康経営を推進し、従業員の健康の保持増進やワークライフバランスの推進に向け、いきいきと働ける職場環境づくりに積極的に取り組んでいきます。
また、健全な金融サービスの提供や地域活動を通じて、活気ある地域づくりに貢献してまいります。
2018年4月
2.主な取組み
(1)疾病の早期発見と生活習慣病予防対策
- ①定期健康診断の100%実施と精密検査等受診率の向上
- ②特定保健指導実施率の向上
(2)メンタルヘルス対策
- ①ストレスチェックの実施と事後フォロー、職場環境改善の実施
- ②メンタル不調者に対する個別のサポート
- ③職場復帰支援
(3)職場環境の整備
- ①ワークライフバランスの推進
- ②受動喫煙防止対策の強化(建物内禁煙の実施)
3.取組みの流れ
<2017年度> | 内容 |
---|---|
2017年8月 | 健康推進室の設置 ・体制:保健師2名・産業カウンセラー1名(兼務)・非常勤産業医1名 |
2018年1月 | 健康保険組合とのコラボヘルス推進にかかる覚書の締結 |
<2018年度> | |
2018年4月 | 健康経営宣言の発信 |
2018年8月 | 「高知県ワークライフバランス推進企業認証制度」認定 ※健康経営部門追加 |
2019年3月 | フィードバックガイダンスの実施(ストレスチェックの集団分析結果による) |
<2019年度> | |
2019年4月 | 建物内禁煙の実施 |
<2020年度> | |
2020年10月 | 健康推進体制の整備 ・体制:保健師2名・産業カウンセラー2名(兼務)・非常勤産業医1名 |
2020年12月 | 健康スコアリングレポートの行内への開示(コラボヘルス推進) |
<2021年度> | |
2021年5月 | 禁煙週間(ニコチンガム無料配布)禁煙タイムの実施 |
2021年7~8月 | 新型コロナワクチン職域接種(1・2回目)の実施 |
2021年10月 | ウォーキングキャンペーン実施 |
戦略マップ策定 | |
2022年2月 | フィードバックガイダンスの実施(ストレスチェックの集団分析結果による) |
<2022年度> | |
2022年4~5月 | 新型コロナワクチン職域接種(3回目)の実施 |
2022年5月 | 禁煙週間(ニコチンガム無料配布)禁煙タイムの実施 |
2022年6月 | ヘルシーメニューの提供(試行開始) |
2022年7~8月 | 健康に関するオンラインセミナー(Eラーニング) |
2022年11月 | ウォーキングキャンペーン実施 |
2023年2月 | 女性の健康セミナー |
<2023年度> | |
2023年4月 | 子宮頸がん検診の費用補助開始 |
2023年5月 | 禁煙サポートプログラム「ascure卒煙」提供開始 |
2023年6月 | 歯科健康プログラム「お口ケア30daysトライアル」への参加 |
2023年8月 | 健康づくりセミナー(配信型)提供開始 |
栄養ワンダー・ベジチェックの実施 | |
2023年11月 | 高知家健康パスポート事業所版活用開始 |
2024年1月 | 新春ウォーキングキャンペーン実施(職場対抗) |
2024年3月 | 「第3期データヘルス計画」「第4期特定健康診査等実施計画」策定 |
<2024年度> | |
2024年4月 | 健康アワード2024開催 |
2024年5月 | 「スマートライフプロジェクト」への参加 |
2024年6月 | 歯科健康プログラム「お口ケア30daysトライアル」への参加 |
2024年7月 | 栄養ワンダー・ベジチェックの実施 |
2024年8月 | 厚生労働省モデル事業「歯周病リスクチェック」対象:40~50代 |
2025年1月 | 骨密度測定等体験会 |
乳幼児の歯に関するセミナー開催 | |
2025年2月 | フルマラソンウォーキング実施 |
<2025年度> | |
2025年4月 | 男性育休100%宣言 |
健康アワード2025開催 | |
子宮頸がん検診の費用補助(対象を被扶養者にも拡大) | |
2025年5月 | 糖尿病発症予防プログラム(アクトワン) |
禁煙週間(禁煙アプリ活用)・卒煙成功インタビュー(小林頭取) | |
2025年6月 | 梅雨あじさいウォーキング |
2025年8月 | 育児・介護と仕事の両立アンケートの実施 |
歯科健康プログラム「お口ケア30日チャレンジ」 | 2025年9月 | 厚生労働省モデル事業「歯周病リスクチェック」対象:20~30代 |
セルフメディケーションサービス「あなたの薬箱」利用開始 | |
仕事と介護の両立セミナー開催 |
4.健康経営推進体制
「健康経営宣言」に基づき、頭取の指揮の下、銀行・健康保険組合が一体となり、産業医や従業員組合等と連携して、従業員および家族の健康保持・増進を図るための施策等に取り組みます。
5.戦略マップ
戦略マップに基づき、健康の保持増進に対する個別施策を実施することで、心身の不調によるアブセンティーズムやプレゼンティーズムの低減、ワークエンゲージメントの向上を目的とし、安心してイキイキと働くことのできる職場環境づくりを実現します。精密検査受診率、ストレスチェック受検率等の指標や生活習慣に関する指標を効果検証のために活用しています。
- ※1:アブセンティーズム・・・病気や体調不良等により、会社を欠勤している状態
- ※2: プレゼンティーズム・・・出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題により、充分にパフォーマンスが上がらない状態
6.健康経営に関する指標の目標と実績
項目 | 実績(%) | 目標 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | ||
1 | 健康診断受診率 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100% |
2 | 精密検査受診率 | 75.7 | 73.4 | 73.3 | 85.1 | 80%以上 |
3 | 適正体重維持者率 (BMIが18.5~25未満) |
69.1 | 69.2 | 68.4 | 68.6 | 70%以上 |
4 | 喫煙率※1 | 15.9 | 14.9 | 14.9 | 15.3 | 15%未満 |
5 | 運動習慣者比率※1 (週2回30分以上の運動を実施) |
23.3 | 24.1 | 23.4 | 23.9 | 25%以上 |
6 | 睡眠により十分な休養がとれている人の割合※1 | 68.5 | 68.6 | 69.2 | 66.7 | 70%以上 |
7 | 飲酒習慣者率※1 (時々または毎日かつ飲酒日1日当たりの飲酒量が2合以上) |
14.4 | 15.3 | 16.6 | 16.6 | 13%未満 |
8 | ストレスチェック受検率 | 97.7 | 98.0 | 97.7 | 99.0 | 97%以上 |
9 | 高ストレス者割合 | 6.3 | 6.1 | 6.0 | 4.6 | 5.5%未満 |
10 | 特定保健指導実施率※2 | 21.4 | 27.7 | 26.7 | 38.1 | 38%以上 |
11 | 特定健康診査実施率 | 93.9 | 94.4 | 93.5 | 93.6 | 94.5%以上 |
12 | プレゼンティーズム(SPQ:東大一項目版)※3 | 14.1 | 13.9 | 13.0 | 12.1 | 12.5%以下 |
13 | アブセンティーズム※4 | ― | 1.8 | 1.5 | 0.7 | 1.3以下 |
14 | ワークエンゲージメント※5 | ― | 2.5 | 2.7 | 2.7 | 3以上 |
15 | 所定外労働時間 | ― | 13:24 | 14:45 | 14:14 | 11:54 |
16 | 有給休暇取得日数(連続休暇5日含む) | 11.8 | 13.3 | 14.5 | 15.3 | 14日以上 |
- ※1:項目4~7までは40歳以上の特定健診問診情報より抽出
- ※2:2024年度特定保健指導実施率は暫定値
- ※3:プレゼンティーズム:2024年度 測定人数1,574名・回答率99%
- ※4:傷病休職制度の利用日数の全従業員平均:2024年度 測定人数1,267名
- ※5:ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度超短縮版3項目で測定。3項目スコア(違う=1、そうだ=4)の全従業員平均。 2024年度 測定人数1,574名・回答率99%
【参考】スコアリングレポートはこちら