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高知家の○○
「土佐のおきゃく」プロアマ対抗戦で大活躍!四国銀行野球部のルーキー3名にインタービュー
2025/4/22
「土佐のおきゃく」のプロアマ対抗戦として、3月9日に四国アイランドリーグplusの「高知ファイティングドッグス」と社会人野球の「四国銀行」の試合が行われた。
試合前の四国銀行ベンチでは、少し緊張気味の若々しい3名が。この3名、実は四国銀行野球部のルーキーたち。四国銀行野球部の期待の星であるルーキーへのインタービューと、白熱した試合の様子をお届けする。
目次
2【高知ファイティングドッグス vs 四国銀行】試合の様子をお届け!
四国銀行野球部のルーキー3名にインタビュー
4月に四国銀行に入行し、野球部に加わったのは、左から内野手の福岡佑度(ゆうと)選手、同じく内野手の元山晶斗(あきと)選手、そして投手の髙橋晟士朗(せいしろう)選手の3名だ。
試合が行われた3月にはすでに、四国銀行野球部の練習に参加し、先輩行員とともに汗を流している。
福岡選手は県西部・大月町出身で、中村高校卒業後に東京の大学に進学。幼い頃から野球に打ち込んできた。
-これまでの野球遍歴や四国銀行へ入行したきっかけを教えてください。
福岡選手:小学校1年生の時からバスケットボールをやっていて、その後ソフトボールを始めて、小学校6年生から野球のクラブチームに入りました。
大学生のとき、練習試合相手の監督が高知の方で、その方が「四国銀行のセレクションを受けてみたら?」と言ってくれたことが現在につながっています。
高知に帰ってくることや四国銀行への就職が決まり、家族や祖父・祖母はとても喜んでくれました。
-プレーで注目してもらいたいポイントなどありますか?
福岡選手:私の持ち味は長打力です。将来的には、4番を任せてもらえるようなバッターになりたいと思っています。仕事と野球の両立は未知なので正直不安はありますが、がんばっていきたいです。
続いて紹介するのは元山選手。元山さんは香南市出身で、高知商業高校卒業、大阪の大学に進学した。
-高知商業高校の野球部の時には甲子園も経験したそうですね。
元山選手:高校1年生の時に甲子園に出場しましたが、ギリギリのところでベンチ入りすることができず、悔しい思い出となっています。大学に進学し、社会人野球の道を目指すようになりました。大学2年生の時、野球部で春季キャンプに来ていた高知で、四国銀行野球部と練習試合をした後に監督から声をかけていただき四国銀行への就職を考えるようになりました。
-四国銀行野球部の練習に入行前から参加されていると聞きましたが、大学時代との違いはありますか?
元山選手:平日3日間は7時〜10時の3時間、週末は練習と試合などをしています。短時間でもみっちり集中して練習するので、今は慣れるのに必死です。朝が早いのですが、なんとか仕事と両立できるようにがんばっていきたいです。
-今後の目標はありますか?
元山選手:チームとして都市対抗野球大会・社会人野球日本選手権でのベスト4以上を目指しているので、それが実現できるよう力になりたいと思っています。
最後は、この中では唯一の愛媛県出身者である髙橋選手。髙橋選手は西条高校を卒業後、大阪の大学に進学した。
-これまでの野球遍歴や四国銀行へ入行したきっかけを教えてください。
髙橋選手:小学生から野球を始めて、中・高・大と続けて来ました。「社会人野球をやりたい」そして「四国に帰りたい」という思いから、四国銀行を志望しました。
実は、高校生の時に外部コーチとして来てくれていた方が、元々四国銀行の野球部だった方で、学生時代にそういう道もあるよということを聞いたことが大きかったですね。
怪我をしていて思うようにプレーできない時期もありましたが、セレクションを受けて無事に合格できました。
-今後の目標はありますか?
髙橋選手:まだ肘の怪我が完全に治っていないので、まずはきっちりと治すこと。そして、投手として150kmを投げて、都市対抗野球大会で活躍できる選手になりたいと思っています。
様々な人の縁があって、四国銀行野球部へとやってきた3名の選手たち。新社会人として、また社会人野球の選手として、困難や喜びを感じる日々のスタートラインに立っている。
【高知ファイティングドッグス vs 四国銀行】試合の様子をお届け!
対抗戦は、高知ファイティングドッグスがリードする形で始まった。
確実に安打をつなぎ、まずは2回に1点。
4回に4点、そして6回には3点を高知ファイティングドッグスが先取し、7回裏で8-0と四国銀行を圧倒する形に。
四国銀行も出塁はするものの、高知ファイティングドッグスの好守備に阻まれ、得点にはつながらない。
応援に駆けつけた同僚や家族らが、選手に熱視線を送る。
こうした応援を受けて、ここから四国銀行の快進撃が始まる。
ルーキー元山選手、福岡選手の安打もあり、なんと8回裏には5得点!
8-5と、四国銀行が点差を3点にまで縮めた。
そして期待の高まる9回裏四国銀行の攻撃、2アウトと後のない状態で元山選手の打席に。
このプレッシャーのかかる状況でも安打を放ち、7点目。
観客が湧く中、最後を決めたのはまたもルーキーの福岡選手だ。
「持ち味は長打力」という自身の言葉通り、逆転満塁サヨナラホームランを放ち、11-8と四国銀行が大逆転勝利。
劇的な幕切れの試合となった。
四国銀行の亀岡監督はこの結果に、「期待以上の結果を残してくれた。練習では大変なティーバッティングのノルマをこなし、いい状態で試合に入ってくれた結果かなと思う。スタートとしては出来過ぎですね。これからです。」と語った。
最後まで何があるか分からない、野球のおもしろさが感じられる試合だった。
また、試合の途中には「ぐるぐるバット競争」や「選手とリレー対決」など観客参加型のイベントや選手による「ホームランダービー」が開催されるなど、子どもから大人まで楽しめるイベントとなっていた。
ぜひ球場で、このワクワクやドキドキを感じてみてはいかがだろうか。
今回の試合で大活躍を見せたルーキー3名の今後の活躍にも注目してほしい。
四国銀行野球部
https://www.shikokubank.co.jp/baseball/
文/長野春子
(提供元:【高知県公式】高知県情報のまとめサイト「高知家の○○」)
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