買っていた株も少しは上がりそうだな

パパが持ってる◎◎食品の株も、昨日より値上がりしてる

そうなんだ。

◎◎食品は宇宙食の開発に力を入れてるんだ。パパは小さい時から宇宙に興味があってね。

今後、宇宙で働く人が増えていくだろう？宇宙で働く人たちにおいしいものを食べて頑張ってもらいたいと思って、応援してるんだ

今は投資の時代だからね。ネネの将来のためにも、少しずつお金を増やす工夫をしてるんだよ

やあ！『資産運用の話』が聞きたくなったんだネール？

そうだネー

資産運用といっても、色々あるけれど、その中でも今注目されている株式の運用の話をするネール。

この前、株価は1秒ごとに変わるという話をしたのを覚えているかネール？

そうだネール。

1株100円で買った株式が、150円に値上がりしたとしたら、50円の儲けになる

株式はだいたい100株単位で売買されているから、1株50円値上がりしたら100株持っていると5,000円、1000株だと50,000円の利益になる。

ただ、株価は常に変動するから来月には60円下がって損をするかもしれない。そんなリスクもあるんだネー

日経平均株価は、日本経済新聞社が選んだ日本を代表する225社の株価の平均なんだネー。

その225社の中には自動車・保険・電力・保険・鉄道・バス・建設などいろんな種類の会社があるんだネール。

は、日本経済を写す鏡といわれているんだネー

戦争があったり、天候が悪くて作物ができなかったり、そんな社会事情によっても株価は変化する。

いろいろな業種の株価を平均して見ることで、日本の景気がどんな状態がわかるんだネール。

景気っていうのは、一部の人でなく、多くの人の商売がうまくいっている状態のこと。日本全体が世界からどう見られているのか、という目安になるんだネー

そうだネール。

もちろん、株価は会社の業績によって値上がりする。景気がよくなるともっと業績がよくなるだろうという期待感から株を買う人が増えて、値上がりするんだネー

それも投資の一つだネール。

これから人気が出そうなものを作ったり、役に立つサービスを開発したり、成長しそうな会社の株を買うのが投資だネール。

株価が上がって、買った時よりも高い値段になった時に売れば、その差額が利益になるネー

確かにそうだネール。

一つの会社だけに投資するのは、ある程度のリスクもある。何か問題があって、株価が大きく下落したり、会社が倒産してしまったりしたらお金が戻ってこない可能性もあるネー。

特に応援したい会社がない場合は、専門家に任せる方法もあるネール

証券会社には投資信託というしくみがあって、投資の専門家がいろいろな会社のことを調べて、いいなと思う株をいくつか組み合わせて買ってくれるんだ。

ある会社の株が値下がりしたとしても、その他の株が値上がりすれば損は小さくて済む。分散投資っていうんだネール

つみたて投資も投資信託の一つだネール。

毎月決まった金額で、同じ投資信託を価格が高い時には少なく、下がっている時には多く買うんだネール。

いろいろな会社に少しずつ投資できて、10年、20年と長い期間で見ればお金を増やせる可能性が高いネール。

例えば、2020年には新型コロナウイルスが大流行して、日経平均株価は大きく下がった。その時にたくさん買った投資信託は、今は元通りか、それ以上の価格になっているネー

投資には、株式投資、投資信託のほか、外貨預金、債券（さいけん）などもあるネー。

外貨預金は、米ドルやユーロなどよその国のお金で預金するんだネール。

円高の時に預けたお金を円安の時に引き出すと、お金が増えるネー。例えば、1ドル100円の時に1500円（＝15ドル）を預けて、1ドル150円の時に引き出せば、2,250円になる

債券は、会社が資金を集めるのに、たくさんの人からお金を借りるために発行する借用証書だネール。

株式と違って配当金はなく、お金は決まった日に利息がついて返ってくる。国が発行する債券が『国債』で、利息分のお金が増えるから、これも投資の一つだネー

日経平均株価も毎日チェックするとおもしろいネー。株価から世界が見えてくるネール。

ただ、資産運用は増えるだけじゃなくて、時には損をすることもあるから、毎日の暮らしに支障が出るようでは困るネー。使わないお金を投資に回すことが大切だってことも覚えておいてほしいネール