カネールくんのハピマネの種　～プロローグ～ カネールくんって？

みんなは貯金箱を持ってるかネール？
貯金箱っていうのは、お金を貯めるための入れ物で、細長～い穴が開いているんだネール。
ここから10円玉や100円玉などの硬貨、小さく折ったお札などを入れるんだネール。

カネールは小さい頃、おばあちゃんから貯金箱をもらって、お金を貯めはじめたんだネー。
丸っこい豚の形をしていて、割らないとお金が取り出せない陶器の貯金箱だった。
友達の家に行くと、同じような豚の貯金箱があって、びっくりしたネール。
別の友達も「お姉ちゃんのと同じだ」と言って、さらにびっくり！
その後、絵本やマンガでも貯金箱と言えば豚。
「どうして豚なんだ？」と考えたら止まらなくなって、夏休みの自由研究で調べたことがあるネール。

すると、いろいろな説があることがわかったんだネール！

～その１～　職人が注文を勘違いしたから
14世紀のイギリスでは、余ったコインを教会に寄付するために、赤い粘土製の壷に入れる習慣がありました。それが貯金箱のはじまりです。 ある時、赤い粘土の貯金箱の注文を受けた職人が、注文を聞き間違えて豚の貯金箱が生まれました。その理由は、赤い粘土は「Pygg」（ピッグ）、豚は「Pig」（ピッグ）で、発音が同じだったため、勘違いをしてしまったから。試しにこの貯金箱を売り出したところ、人気商品となり、広まっていきました。

～その２～　豚は食料として「無駄がない」から
豚は、肉を食べるのはもちろん、皮、内臓、頭、骨、血まで無駄なく活用できるため、お金を貯めるシンボルとして貯金箱のデザインに使われるようになりました。手元にあるものを、無駄なく賢く使うことを心掛けましょうという意味が込められています。

～その３～　豚は縁起がよいから
豚は安産で一度にたくさんの子どもを産むことから、富と繁栄(はんえい)の象徴とされています。豚の形の貯金箱はお金が増える、幸せを呼ぶラッキーアイテムとして、広く長く愛されているのです。

今は、豚以外にもいろいろな形の貯金箱が販売されているネー。
お金を入れると動くものや、しゃべるもの、硬貨の種類別に分類するものもある。
楽しく貯められる貯金箱を探してみるといいネール♪

お金を貯めるには、ちょっとしたコツがあるんだネー。
カネール流のポイントを教えるネール！

カネール流「お金を貯めるコツ」

① 目標金額を決める
お小遣いで買えない高いものは、計画的に少しずつお金を貯めてから手に入れよう。まずは目標額を決め、月々いくら貯めるかを決めて、お小遣いをもらったらすぐに貯金箱に入れること。これが肝心だネール！

② 余ったお金を貯める
欲しい物がない場合は、その時に備えてお金を貯めておくのがおすすめ。1カ月分のお小遣いを4で割り、1週間に使える金額を決めよう。日曜日の夜、1週間分の使ったお金を計算し、余ったお金を貯金箱に入れる。無理なく貯められる技だネー！

③ もらったお金を貯める
おじいちゃんやおばあちゃん、遊びに来たパパやママの友達が、思いがけなくお小遣いをくれる時がある。この思いがけず貰ったお小遣いは一気に使わず、欲しい物ができた時のために一旦、貯金箱に入れておくのが賢い方法だネール。 自分の欲しい物が「本当にいるものなのか、どうしても欲しいものなのか」、よく考えることがお金を上手に使って上手に貯める一番のコツだネール！

とはいえ、大人でもお金を貯めることは難しい。
「お金を貯めようと思ってたのに、ついつい使っちゃった！」「せっかく貯めたお金を目的と違うことに使っちゃった！」という人もいるんだネー。
子どもの頃から「使う」と「貯める」を意識しておくと、ちゃんとお金を貯められるようになるネール(^^♪

カネールおすすめ！
お金以外も貯められるよ☆思い出＆ハッピーを貯めよう！

お金を貯めるためには、少々我慢が必要だネー。
でも、貯まってくるとうれしいもの。
やってみると、楽しいものなんだネー。
心が豊かになる「貯める」を２つ紹介するネール！

１．思い出を貯めよう
家族で行った水族館のチケット、家族で泊まったホテルのパンフレットなど、「楽しかったな」と振り返ることのできる物をためてみよう。友達にもらった手紙やバースデーカードも大切な思い出だネー。お菓子の空き缶を利用したり、スクラップブックに貼ってもいいネール。

２．ハッピーを貯めよう
心に響いたうれしかったことや感動したこと、幸せだったこと、自分を誉めてあげたい頑張ったことなど、小さな紙に書いて折り畳み、ビンにハッピーを貯めてみよう。小さな幸せがたまっていくのが見えるのがうれしいネール。誕生日に開けて、1年分の幸せを噛み締めるのもよし。元気がない時や落ち込んだ時にも、貯まったハッピーを一つ取り出してみて！大きな力になるネール。

目的があると、お金を貯めやすいし、貯まりやすい。でも、特に目的がなくても少しずつお金を貯めることは大切だネー。お金は、いつか自分を助け、応援してくれるもの。やりたいことや欲しい物ができた時に、貯蓄があればすぐに次の一歩が踏み出せるネール。未来の自分のために、お金を貯めてみよう！

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