マネー
カネールくんのハピマネの種
Vol.45 公債ってなに?
2026/2/2
カネールくんのハピマネの種 ~プロローグ~ カネールくんって?

登場人物:カネールくん、モモカ(小学6年生)、パパ、ママ
モモカ
この前、テレビを見ていたら国会中継やってたんだけど、男の人が『子どもたちの未来に、借金を先送りするんですか?』って言ってた。どういうこと?
ママ
日本は借金をすごくたくさん抱えているのよ
モモカ
借金?
パパ
そう。
国は税金を使っていろいろな仕事をしているだろ?学校や道路を造ったり、警察や消防の仕事、子育てや介護の支援、災害が起きれば復旧も必要だ。
それにはたくさんのお金がかかるだろ?税金だけで足りない時には、借金してまかなうんだよ
モモカ
だれに借りるの?
パパ
これがなんと、国民から借りるんだよね。
パパも貸してるよ(笑)
モモカ
ええーーーー!どういうこと?

パパ
国がお金を集めるために、法律で定めた『国債』っていう債券を発行するんだ。それを国民が購入することで、一定の期間、国にお金を貸すんだ。
債券には『確かにお金を借りました。利子を付けてお返しします』ってことが書いてあるんだ
モモカ
へー。利子が付くってことは、お金を貸したら増えて返ってくるの?
パパ
そうだよ。資産運用の一つだね
モモカ
へぇー。でも、国が借金してるのって、イメージ悪くない?
パパ
うーん。ただお金がないから借りるんじゃなくて、学校や道路はこれから何年も何十年も使うことになるだろ?
だから将来、それを使う世代にも少しずつ費用を負担してもらうしくみだと思えば、なるほどって感じじゃない?
モモカ
そうだね。お小遣いの前借りみたいなものか
ママ
ちょっと違うけど、今必要なものを手に入れて、先々の収入分から支払うって意味では近いかもね(笑)
パパ
モモカのお小遣い前借りも、これからは利子を付けて返してもらおうかな?
モモカ
えー、やめて!
足りない分、お小遣い値上げしてくれれば済むんだから!
パパ
そこだよ。国が、お金が足りない、お金が必要だっていう時に、税金を上げて税収を増やすのか、国債を発行して借金するのか‥‥。その難しい選択の中で、日本の借金は膨大な額になっているんだよ
モモカ
そうか。でもそれって、私たちの未来に関係するんだよね...。うーん、難しいな
BOM!

カネール
何かお金のことで知りたいことがあるのかネール?
モモカ
ええ?誰?
カネール
幸せの種を届ける青い鳥、カネールだネール
モモカ
幸せの種?
カネール
きみたちが大人になった時に役立つ、お金の知識だネール
モモカ
ちょうど私たちの未来に関係する、国の借金のことを考えてたんだ
カネール
それは公債のことかネール?
モモカ
公債?パパは国債って言ってた
カネール
公債には2種類あるネール。
国の事業のために日本国政府が発行するのが国債、みんなが住んでいる地域の事業のために都道府県や市町村など地方自治体が発行するのが地方債だネー
モモカ
なるほど。それって、どんな時に発行するの?
パパは買ったって言ってたけど、どうやって買うの?
カネール
公債は銀行や証券会社で購入できるネー。
国債や地方債のしくみについて説明するネール
〇公債(国債・地方公債)とは
国や地方自治体(都道府県や市町村)が、お金を集めるために発行する債券。
お金の貸し借りを明らかにする「借用証明書」のようなもので、「一定期間、お金を借ります。利子を付けて返します」という約束の証し。
〇公債を発行する理由は
学校や公園、道路や上下水道の整備、医療・介護・福祉など、社会を支える公共サービスを行うためにはお金が必要。税金だけで足りない時、公債を発行し、それを購入してもらうことでお金を集める。
〇誰から借りるのか
公債を購入するのは銀行・保険会社・証券会社などで、1億円単位で購入し、多額の資金を貸し付ける。個人でも、銀行や証券会社を通して1万円から購入することができる。

〇お金は利子を付けて返す
お金を貸してくれた金融機関や個人に対し、金額や期間によって、年に1回や2回など決められた時期に利子を支払う。約束の期間が終わると、借りた金額を全額返す。

モモカ
パパもママも、日本は借金がすごくたくさんあるって言ってた
カネール
そうだネール。
国債の発行は毎年増え続けていて、2025年度末には1,129兆円になったといわれているネール。
GDP(国内総生産)と国債、つまり日本の稼ぎと借金を比べてみると、借金が2倍以上ある状況なんだネー。これは主要先進国の中でも高い水準なんだネール
モモカ
この先もずっと、私たちが大人になっても今の借金を返し続けないといけないってことなんだね
カネール
そうだネール。少子高齢化で働き手が減り、日本の生産能力は低下するといわれているネー
モモカ
えー。ますます借金返せないじゃん!
カネール
ただ、今借金をして社会のしくみを整えておくことで、きみたちが大人になって役立つこともある。
教育・子育て・防災・道路や水道の整備など、これからの社会のために使っていることも多いんだネール
モモカ
ああ、そうだね。借金も悪いことばかりじゃないのか
カネール
確かに、国を動かすためには大切なしくみだネール。
でも、借金が増え過ぎると、利子の支払いが増えて国のお財布事情が厳しくなるし、借金返済のために税金を増やさないといけなくなる。世界の国々から「この国は大丈夫かな?」と信用をなくす可能性だってある。
『お金が足りないから国債を出せばいい』と簡単に考えるのではなく、そこは政治家がしっかり考えて、議論することが必要だネール
モモカ
そっか!私が見た国会中継ではそういう議論をしていたのかもしれないね
カネール
きみたちの将来にかかわること。興味を持って見てみるといいネール
モモカ
うん!ありがとうカネールくん。
またわからないことがあったら教えてね
カネール
もちろんだネール
モモカの笑顔に頼もしさを感じたカネール。大きく手を振り、ハッピーブルーバードランドへと帰って行く‥‥。まだまだ修行は続く。

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