ニュースリリース

2019年8月1日

AIを活用した金融商品レコメンドシステムの開発・導入

 株式会社四国銀行(頭取 山元文明)は、当行と同様にフィンクロス・パートナーシップ※1 参加行である株式会社群馬銀行(頭取 深井彰彦)、株式会社千葉興業銀行(頭取 梅田仁司)、株式会社筑波銀行(頭取 生田雅彦)、株式会社福井銀行(頭取 林正博)の4行とクラウド上で稼働する、AIを活用した金融商品レコメンドシステムを協働で開発・導入することとしましたのでお知らせ致します。

1.経緯
 これまで当行では、お客さま本位の資産形成サポートに取り組んでまいりましたが、今般、AIの活用により行内にある様々なデータを分析・活用し、金融サービス(資産形成に関わる情報やコンサルティングサービスの的確な提供等)の更なる向上を目指して、本システムを協働で開発することとしました。
2.本システムの特徴
  1. (1)従来は把握が困難であったお客さまの状況や心理等を推測し、金融商品の購入を希望されるお客さまニーズの把握や資産形成に関わる情報提供等、より高度な営業施策の展開が期待できます。
    【ご参照3.(1)】
  2. (2)ビッグデータが持つ特性(大容量、生成速度、種類の多様性)への適合性、金融機関に求められる高度な情報セキュリティ等を充足するクラウドをシステム基盤として採用しました。
    【ご参照3.(2)】
  3. (3)各行が安心・安全にクラウドを活用するため、「専門的な知識を持った組織」や「セキュアに利用するための基盤」の確立・維持をサポートするソリューションを併せて導入します。
    【ご参照3.(3)】
3.開発・利用するシステム・サービスとベンダー
開発するシステム 開発ベンダー
  1. (1)金融商品レコメンドシステム
株式会社大和総研ビジネス・イノベーション
(東京都江東区永代1-14-5永代ダイヤビル)
利用するサービス 提供ベンダー
  1. (2)システム基盤
    アマゾンウェブサービス(AWS)※2
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
  1. (3)パブリッククラウド活用ソリューション
    A-gate™※3
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
(東京都江東区豊洲3丁目3番3号)
4.協働開発・導入による効果
  1. (1)システム開発コストの軽減
  2. (2)共同開発による開発スケジュールの短縮化
  3. (3)AIによる予測精度の安定化・高度化
  4. (4)本システムの活用ノウハウや知見の共有
5.今後のスケジュール
本システム稼働の予定時期 対象行
2019年10月頃 群馬銀行
2019年11月頃 千葉興業銀行、筑波銀行
2020年1月頃 四国銀行、福井銀行

 フィンクロス・パートナーシップ参加行はこれからも、協働して銀行のデジタル化を積極的に推進してまいります。

  1. ※1フィンクロス・パートナーシップとは、地銀7行(池田泉州銀行、群馬銀行、山陰合同銀行、四国銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、福井銀行)がデジタル化の開発・研究を協働で行うことを目的とした連携協定です。
  2. ※2アマゾンウェブサービス、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社、AWSは、米国その他の諸国におけるAmazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。
  3. ※3A-gateは、株式会社NTTデータの商標です。

以上